映画公式サイト http://hankyudensha-movie.com/
今日はどういう訳か、
家族揃って、
インフルエンザの予防接種を、
受けに行くハメになり、
いつもの眉二郎は、
夜の部になりました。
そんな訳で昼間はゆったりと、
読書・映画鑑賞としゃれ込みます。
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/08/05
- メディア: 文庫
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実は有川浩さんは、
初期の作品を数本読んで、
どうもなんか苦手だった作家さんです。
この作品がいいと薦められたものの、
ちょっと実は半信半疑。
それに阪急今津線なんて、
全く乗ったこともない路線です。
その情景は全く思い浮かびません。
しかし、数ページ読んだだけで、
私の期待は、各駅電車ならぬ超特急。
どこか浅田次郎の「人」を描く、
旨さにも似たホロリ感。
所要時間14分のたった8つの駅を、
往路、復路で前後に分けて、
これに乗り降りして交差する、
人間模様を描きます。
私の頭の中では、
どうしても人情のある電車というと、
それはやっぱり京成電車。
いいや、下町の情感を想像して、
読み進めました。
いやいや、これだけの登場人物を、
僅かなこの路線に詰め込んで、
それでいてしつこくなく、
爽やかに読み終えました。
久しぶりに文句なしに、
面白かった小説でした。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: DVD
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たまたまですがこの作品の映画化の、
DVDの発売日が昨日のようで、
早速GEOで借りて来ました。
大抵、面白かった小説の映画化は、
がっかりするものと、
相場が決まっておりますが、
これはなかなかの出来であると、
聞き及んでいます。
う〜ん、いいねぇ〜。
これゃ、役者がみんな光ってる。
時系列を小説のままに、
並べる訳には行かないのを、
脚本の良さがフォローしてるし。
う〜ん、阪急沿線の情感も、
やっと目に浮かび満足。
なんとなくどこか京成っぽくもあり、
あまり想像との差は、
大きくありませんでした。
小説から端折った登場人物は、
「図書館カップル」一組のみ。
これはこの時間に収める為に、
致し方のない決断だと私も思います。
でもちゃんとエンドロールに、
「生」が出てきてニンマリ。
こういうイタズラ心は大好きです。
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