「謎手本忠臣蔵」【上・中・下】 (新潮文庫)


最近なぜか休日は、
ぐっすりと朝寝坊が出来るようになりました。
今日も遅い朝食を食べてソファでゆっくりと読書タイム。
久しぶりに面白い歴史小説に出会い、
ゆっくりと楽しんでおりましたが、
この午前中で読了してしまいそうです。



→ 「信長の棺」(上・下)
→ 「秀吉の伽」(上・中・下)
→ 「明智左馬助の恋」(上・下)




いつもその独特の「説」を用いて、
その歴史観に思わず唸らされてしまう加藤廣さんの作品群。
「通説」を疑い真実の探求に焦点を当てる・・・。
こんな歴史小説作家は今まで皆無でした。
この人が書く元禄赤穂事件が面白くないはずはありません。
そう私はご覧の通り、良かれ悪かれ赤穂事件ヲタでもあります。




→ 「赤穂」の検索結果一覧 - 旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】跡地



謎手本忠臣蔵〈上〉 (新潮文庫)

謎手本忠臣蔵〈上〉 (新潮文庫)

謎手本忠臣蔵〈中〉 (新潮文庫)

謎手本忠臣蔵〈中〉 (新潮文庫)

謎手本忠臣蔵〈上〉 (新潮文庫)

謎手本忠臣蔵〈上〉 (新潮文庫)



元禄赤穂事件といえば、
すべてはこの浅野内匠頭の、
「この間の遺恨覚えたるか!!」
という松之廊下の謎になる訳ですが、
この本は、柳沢吉保を絡めて、
実に、あるあるある的な説を称えています。
いやいや、確かに、ありえるねぇ〜、そりゃ。




内蔵助の女ったらしさも、とっても素直な表現で魅力。
堀部安兵衛も他のどんな本よりも、私が抱いているイメージに近かった。
そして討ち入りの素っ気なさもまた、いい。
多分、今まで読んだどの小説よりも、
史実に近いのは本作ではないかと想像できます。
いやいや、ホント面白かった。




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