国指定史跡 深大寺城跡
宗派 天台宗 別格本山
本尊 阿弥陀如来三尊
182-0017 調布市深大寺元町5-15-1
公式サイト http://www.jindaiji.or.jp/
今日は午後3時に国分寺にて所用があり、
私独りで出掛けることになりました。
どうせ無駄足になるだろうというドライブ。
それだけの用事で行くというのも馬鹿らしい。
そんな訳で、朝に急に思いついて、
仲の良かった調布在住の元・同期にメールで連絡を取り、
深大寺で蕎麦でも喰おうということになりました。
二年半ぶりの深大寺参詣です。
創建は天平五年(733)と伝わり、都内では浅草寺に次ぐ古刹。
前回、境内については一度記事にしておりますので、
その一も参照ください。
この山門は元禄八年(1695)建立で深大寺で最も古い建造物。
本堂は大正初期に建てられたもので、
ここに伝・恵心僧都源信作の阿弥陀三尊仏が本尊として祀られています。
この鉄筋の釈迦堂に、関東には二つしかない白鳳仏が祀られています。
(あ、元・同期の後姿が写っちゃった・・・。)
もう一方は千葉の龍角寺にありこちらでに記事しております。
さてこちらは二度あった火災・再建により行方不明になっていたようで
明治四十二年(1909)に元三大師堂の壇の下から発見されました。
イスに座る倚像もとても珍しい作例。
涼しげなお顔は、白鳳時代の作例の特徴をよく現しています。
もちろん、国指定重要文化財指定です。
この元三大師堂には、
元三大師こと、慈恵大師良源の自刻の自像が安置。
元三大師といえば厄除け大師として有名で、
今日も多くの厄除け祈願者の参詣に賑わっていました。
うん、こちらの般若心経はスローテンポなラブ・バラード調だね。
実は前回気付かなかった釈迦堂の裏にあるこの延命観世音窟。
堂内には大石が祀られており、
各地で名僧が爪で彫ったとされる作例に似た、
延命観世音が刻まれています。
これは昭和四十一年(1966)、秋田県象潟港工事の際に引き上げられたもので、
慈覚大師円仁自刻のものと伝わり、
翌年ここに寄贈されたとか。
深大寺参詣の後、元同期と二人、
我が藩やお互いの近況を語り合い、
旧寺領であった東京都立神代植物公園を散策しました。
とある部品修理の技術者として、
事故直後の福島第二原発にも行ったという元・同期。
国内・海外の出張も多く、各地を飛び回っているようで、
とても輝いておりました。
それに比べて、俺は毎日毎日なにやってんだか・・・。(汗)
国の指定史跡・深大寺城にはこの通り、
空堀や土塁が現存しています。
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