休み明けの月曜日は、
師走の月初、営業日の初日です。
コモエスタの園長交代式もあり、
今日もバタバタした一日。
お昼は社食の不味い生姜焼き定食を、
五分でかきこんだだけなので、
今日も貯金の読書ネタで失礼します。
本屋でたまたま手に取った文庫本は、
少し前にちょっと書評で話題になった、
女流時代小説作家・河治和香さんの、
「笹色の紅〜幕末おんな鍼師恋がたり〜」の文庫化です。
しかしこの手のフィクション系の時代モンを追いかけるとキリが無い。
いつもはすぐに平置きに戻しますが、
気になったのはこの杏さんの推薦文。
杏さんといえば、知る人ぞ知る歴ヲタの歴女様。
この九月に閉店した丸善・丸の内店の、
最上階にあった松丸文庫さんには、
著名人別に、一棚、自分のオススメ本を陳列するコーナーがあり、
杏さんの本棚はまさに私と同じツボでした。
こいつぁ〜、読んでみようじゃねぇ〜か。ちくしょめぇ。
- 作者: 河治和香
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/11/06
- メディア: 文庫
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江戸っ子で、男嫌い、
女郎上がりの鍼師おしゃあ。
この主人公の女性は架空の人物ですが、
彼女を取り巻く颯爽とした男たちが、
実はのちのち維新とその後の歴史を彩る、
実在の男たちであったという展開です。
ちとネタバレになりますが、
主な登場人物、颯爽とした男たちはご覧の通り。
→ 古川庄八(ふるかわ しょうはち)とは - コトバンク
→ 古川庄八と塩飽諸島
→ 古川阪次郎〜古川庄八と塩飽諸島〜
→ 成島柳北 - Wikipedia
→ 安田善次郎 - Wikipedia
江戸風俗研究家に師事した、
女性時代作家だけあって、
歴史公証を損なわない、
匂い立つような妖艶な表現も秀逸。。。
まさに杏さんの推薦文の通りです。
江戸っ子おしゃあの恋は、
鍼のように鋭くささり、
灸のようにじんわり効くのだ。
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