「土門拳の古寺巡礼」(クレヴィス)

土門拳 古寺巡礼

土門拳氏の「古寺巡礼」と言えば、
「仏像ファン」「カメラファン」ならずとも、
その名は一度は聞いたことのある不朽の名作シリーズ。
大判オリジナルを全巻揃えることはもはや不可能に近く、
図書館での「館内閲覧」することが関の山。
この15年前に出版された「愛蔵版」も、
なかなか手が出せない"一諭吉"近い大作です。

土門拳の古寺巡礼

しかし、二年前にこのクレヴィスから発売されたこの本は、
土門拳の昭和15年〜53年までの代表作171点と名エッセイを収録して、
なんと2520円というお財布に嬉しい普及版。
発売時からずっと買おうと思っていたものの、
本屋に在庫が切れていたり、自分が金欠だったりして、
なかなかご縁がなかったものの、ようやく今日購入出来ました。

昨今、仏像本、腐る程に数あれど、
やはり"仏"に魂のある写真は少なく、
土門拳氏の力強い作品には鳥肌が立ちます。
いや、マジでこれはオススメ。
こんな値段でこれが蔵書に出来るなんて幸せです。

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