「光」(集英社文庫)


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光 (集英社文庫)

光 (集英社文庫)




昨年10月に発売された三浦しをんさんの文庫化最新作は、
実は2006年から二年間雑誌で連載されて、
2008年に新刊として刊行された作品ですが、
東日本大震災の前でありながら、
巨大で凄惨な津波の模様が描かれている衝撃的な作品。




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このクリント・イーストウッド監督作品「ヒアアフター」も、
2011年2月に公開されて、わずか一ヶ月後にあの震災があって、
公開をすぐに中止しましたが、
この文庫化もいろいろな事情があったのかもしれません。




さてこの小説ですが、三浦しをんさんてば、
なんて幅の広い作風なんだろうと驚かされた作品。
とにかく登場人物の全員が悪人というべきか、
暴力と憎悪に満ちあふれた内容。。。
そして女性作者の描くセックスシーンがとても、
鮮烈で「えげつなく」て、
匂いたつようで息苦しい。
いや面白くない訳ではないんですよ。
こんな小説を読んでしまうと、
改めて純文学と大衆文学の線引きって、
一体なんなんだろうと考えさせられます。
大抵、どんな作品でも、
私は面白ければ子供達にすすめていますが、
この作品だけはあまり読ませたくないと感じました。





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