「13階段」(講談社文庫)


→ 「ジェノサイド」【上・下】(角川文庫)




今日は週イチの電話当番day。
いつも通り貯金の読書ネタでスンマソン。。。





13階段 (講談社文庫)

13階段 (講談社文庫)




「ジェノサイド」がとても面白くて、
凝り性な私にいつものようにやって来た、
高野和明マイブーム」の到来。
こちらの「13階段」は、
あの宮部みゆきさんが大絶賛したという、
江戸川乱歩賞」受賞作。




傷害致死で二年の刑期から仮釈放中の青年と、
退職を決意した刑務官の二人が、
執行間近の無罪の死刑囚の冤罪を晴らす為に調査をはじめる。
日本の死刑制度・矯正制度の矛盾や問題点を顕にしながら、
複雑に仕組まれた物語が進行し、
とても想像出来なかった結末へとたどり着きます。
これもマジでとても面白かった。



13階段 [DVD]

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映画化もされているようですが、
これには著者も満足感を欠いているとか。
元々高野さんは岡本喜八門下の映画出身。
渡米して撮影・編集を学び、
帰国して脚本家になったそうで、
これがこの小説の息もつかせぬ、
ストーリー展開に活きているんだろうなぁ〜。
まだまだしばらく「高野和明マイブーム」は続きそうです。