国指定史跡・重要文化財〜緒方洪庵旧宅及び塾〜
開館時間 10:00〜16:00
休館日 月曜日(祝祭日の場合は開館)、祝祭日の翌日、年末年始(12/28-1/4)
577-0803 大阪市中央区北浜3-3-8
公式サイト http://www.tekijuku.osaka-u.ac.jp/tekijuku/
なんばから御堂筋線に乗り換えて、
淀屋橋の街に出ました。
ここから京阪に乗って再び寝屋川市に行く用事の前に、
どうしても訪れたかった適塾にやって参りました。
現在はその後にその礎となった大阪大学が管理をしている、
史跡「緒方洪庵旧宅及び塾」・重文「旧緒方洪庵住宅」。
往時の正式名は緒方洪庵の号、適適斎塾といいました。
元々あった商家を弘化二年(1845)に購入したもので、
この建物自体は寛政四年(1792)船場の大火以降の建築とか。
昭和五十一年(1976)から四年をかけて、
文化庁が解体修復工事をしておりますが、
当時の面影をほぼそのまま残した素晴らしい貴重な文化財。
内部の展示物、陳列物の写真撮影には、
大阪大学の許可がいるそうです。
外観とそれが写らないものだけをアップしました。
ここにあの緒方洪庵がいて、
洪庵が江戸で客死した後も、
妻・八重が子を育てました。
この塾生大部屋に、福澤諭吉が、
橋本左内が、大村益次郎が、大鳥圭介が、長與専斎が、
そして手塚治虫の曽祖父・手塚良仙が学びました。
大部屋の刀傷のある中央柱。
手塚治虫の「陽だまりの樹」では、
この刀傷を大鳥圭介の仕業として描いています。