宗派 天台宗
本尊 十一面観世音菩薩
285-0023 佐倉市新町78
安城山 不矜院 甚大寺 〜堀田正俊・正睦・正倫墓〜 → その一
車を無料の市営駐車場に停めて、
やって来たのは佐倉藩主・堀田氏の菩提寺
安城山不矜院甚大寺さん。
堀田氏とともに山形から移り来た、
慈眼大師天海建立のお寺です。
本堂の現在のご本尊は、津田信夫作で、
第十代堀田正倫の念持仏の十一面観世音菩薩。
また神仏習合の神の代表格、
第六代正純が勧請した金毘羅権現が祀られています。
六年前のその一でも説明しましたが、
これは明治維新で取り壊されてしまった、
佐倉城の城門にあった鯱で瓦製です。
堀田氏墓域の一番手前にある、
「堀田正睦公追遠之碑」。
堀田正俊・正睦・正倫の墓案内と、
堀田家墓所案内図が二つあります。
三代将軍・徳川家光の上意で、
春日局の孫の稲葉正則の娘と結婚し、
春日局の遺領三千石を与えられたものの
後に稲葉正休に江戸城内で刺殺された堀田正俊。
実は前回訪問時の写真が雑誌記者の目にとまり、
こちらの「週刊・江戸」に転載されたことは、
三年前に記事にしました。
開国時の老中である、
九代・堀田正睦の墓碑は、
「故佐倉城主侍従従位四位下紀文明公墓」。