「でーれーガールズ」(祥伝社文庫)



→ 「風のマジム」(講談社文庫)
→ 「小説 星守る犬」(双葉文庫)
→ 「一分間だけ」(宝島社文庫)
→ 「まぐだら屋のマリア」(幻冬舎文庫)
→ 「キネマの神様」(文春文庫)
→ 「楽園のカンヴァス」(新潮文庫)
→ 「本日は、お日柄もよく」(徳間文庫)
→ 「原田マハ」関連の記事




新年初の週のお馴染み電話番。
今月は暦の関係でたった二度しかないもので、
珍しく気合を入れて挑んだものの、
あんまり電話やメールもなくて拍子抜け。。。
そんな訳でやはり今年初の貯金の読書ネタでございます。
最近どうも面白い本がないと嘆いているものの、
まだまだ続くのは、原田マハさんマイブーム。
文庫化最新作は映画化も決定しているこちらです。







岡山を舞台に、40代の人気少女漫画家の、
現在と高校時代がクロスする青春小説です。
私、岡山には縁も由もないもので、
ちょっと読み始めの感情移入に苦労しましたが、
あっそうそう、確かツイ友でもある、
ホッコリさんのとこのの事務員さんのかぽりんさんが、
岡山出身だったと思い出して、
オススメした後に読み進めました。



東京から岡山に引っ越してきたばかりで、
方言「でーれー(すごい)」を、
サルマネのように連発するばかりだった鮎子。
想像と妄想から生み出した架空の恋人との恋愛設定。
これを偶然読んでしまった武子との友情。
そして懐かしい80年代の岡山の思い出と、
同窓会で訪れた30年後の現代の岡山が交錯します。
そしてやっぱりラストは原田マハさんの流石の感涙。。。




まだお若いかぽりんさんにオススメしたものの、
登場人物の高校時代の設定は1980年。
私よりもちょっとお姉さん世代ですが、
岡山の青春の数々の描写は、
著者・原田マハさんの想い出そのものだったようです。








なんと完成したこの映画は、
来月二月に岡山先行上映するそうです。
ちょっと観てみたいかな。