西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

横枕 春日神社

祭神 武甕槌命経津主命天児屋根命姫大神
5578-0955 東大阪市横枕東17





横枕 春日神社




午後は東大阪市内の企業訪問。
工場や倉庫ばかりの町なので、
歴史散歩にはならないなと諦めておりましたが、
横枕という交差点のすぐ近く、
この春日神社を発見してました。
あっしも藤原氏の末裔の端くれ、
春日神社と聞いてはお参りしないわけにゃーいかない。





春日神社略記



鳥居の脇に石の略記があるものの、
石の材質と反射してしまって非常に読みにくい。
念のため、ここに写しおきます。


春日神社略記



一 御祭神
 第一座 武甕槌命
 第二座 経津主命
 第三座 天児屋根命
 第四座 姫大神



一 鎮座地
 東大阪市夢枕東十七番地



一 由緒
当社創建の年月日は詳らかならず。
第一室戸台風により倒れし樹木より、推測するに四百
年位前ならんか、昭和四十二年大阪府の東大阪市開発
土地区画整理事業により、境内地も区画整理を受け
昭和四十八年八月より、社殿再建事業に着手、翌年十
月竣功なる。
一説古老の言に伝へ聞くに、太古当地一帯は、旧大
和川の支流に臨み一面葦原であったと云う。
開拓者、始めは漁業を業となし、やがて草むらを開
墾、半農半漁の生活を営みて幾百年、田畑は大和川
の恵みに依りて「河内国の美田」と云はれる良田を育
てしが、大和川、淀川の川上で長雨続けばたちまち
一帯は泥沼と化し、村民辛苦の農作物も水泡に期せ
りと。農民治水を乞い願い、諸事霊験あらたかな御
蓋山に坐す春日明神を迎へ祀りしものなりと、璽来
幾多の変遷ありしも代々氏子の尊崇厚く奉祀され来り。


拝殿  拝殿内




鉄筋コンクリートの拝殿とその内部。





本殿




本殿も同じ造りでつながっています。