DVD「ポンペイ」

近所の公園の夜桜

公式サイト http://pompeii.gaga.ne.jp/



年度末、桜咲きほこる火曜日ですが、
週イチの電話番で恒例の貯金ネタです。
最近、映画は名作や旧作ばかりで、
新作をほとんど観ていなかったんですが、
珍しく去年公開の話題作を観たもので、
感想も含めて一応挙げておきます。


→ ポンペイ - Wikipedia



今でこそバリバリの日本史ヲタな私ですが、
子供の頃はどちらかというと、
壮大な世界史の方が興味があり、
エジプト、マヤ、インカなど、
古代遺跡文明が大好きで、
図鑑を眺めては、悠久の古に、
想いを馳せておりましたものです。
そんな中で一番怖かったのが、
このポンペイの火山災害の遺跡でした。




ポンペイの人の型の石膏1 ポンペイの人の型の石膏2



ヴェスヴィオ火山が噴火して
たった一昼夜の火山灰で、
完全に埋もれてしまった古代文明都市。
後世になって、埋もれて朽ちた、
人々の穴に石膏を流し込んだ、
この衝撃的な写真を観て、
幼い私はどうか富士山が噴火しないようにと、
毎日南西の空に手を合わせていたものです。




ポンペイ [DVD]

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さて、映画です。
監督・製作は「バイオハザード」シリーズの、
ポール・W・S・アンダーソン
西暦79年の物語は当然フィクションですが、
主人公は幼き頃に、
ローマ人に家族を皆殺しにされた、
ケルト騎馬民族の生き残りで、
今は奴隷のグラディエーター
ヒロインはローマから帰ったばかりの、
ポンペイの有力者の箱入り娘。
敵役はローマの元老議員で、
ヒロインを狙っています。
剣闘では両親の仇のローマ兵も登場する、
呆れるほどにベッタベタで単純な設定。
ローマ人が英語を話すのは毎度のことながら、
よくもまあこれだけの金を、
湯水のようにふんだんに使って、
こんな娯楽映画を作ったものだと、
逆に関心してしまったとても珍しい作品です。








実際のポンペイ市民は、
何度も何度もあった大きな地震に、
すっかり慣れてしまっていたこともあって、
噴火の際には、全く逃げ惑う暇すらなく、
一瞬の内に火山灰に埋もれてしまったようです。