会津三十三観音第三十一番
宗派 真言宗豊山派
本尊 十一面千手観音菩薩
969-6584 河沼郡会津坂下町塔寺字松原2944
公式サイト http://tachikikannon.jp/
会津六詣出公式サイト http://www.aizu-reichi.gr.jp/tatiki/
さて続きまして最後にお参りしましたのは、
会津観音第三十番の中田観音に続く、
第三十一番の塔寺こと、立木観音さん。
仁王門の手前にはここの会津坂下町の出身で、
名誉町民でもある故・春日八郎氏の、
ヒット曲「別れの一本杉」を記念する碑があります。
一昨年亡くなった母方の祖母が大好きな歌だったなぁ〜。
こちらも会津武士にも似て、
質実剛健な力強い阿吽の金剛力士。
阿弥陀堂にはあまり東北の仏像らしからぬ、
端正なお顔立ちの阿弥陀如来坐像が祀られています。
さて俗に塔寺と呼ばれているこちらですから、
昭和五十七年(1982)の調査で発見された礎石の上に、
て平成十二年(2000)に復元されたまだ新しい小金塔。
本堂の本尊と並び、
国指定重文の本堂・観音堂は、
鎌倉時代の建築の特色を具えている、
剛健な風致がある和様建築。
先に造られた本尊を囲いこむように、
建久元年(1190)建立されて、
元和三年(1617)大修理を経ています。
本堂内の拝観は300円。
写真撮影は禁止です。
大同三年(808)に、
弘法大師空海(徳一説もあり)が、
夢でお告げを受けて、
この地にあった桂の大樹に、
一刀三礼で掘り上げたとされる、
像高二丈八尺(8.5m)の、
十一面千手観世音菩薩がご本尊。
上部に雷神風神、左右に二十八部衆という、
三十体の脇侍がまた大迫力。。。
しばしその威容に圧倒され、
ただただ無心で、
直接触れても良いとされている、
御御足にすがりつつ祈りを捧げました。
そのお姿は是非公式サイトをご覧ください。
ただし写真ではやはりその威容は伝わりません。
さて塔寺に隣接して、
福島県指定の重要文化財で、
ここに移設復元された旧五十嵐家住宅があります。
会津平坦部の中堅層農家住宅で、
昭和三十年代まで、
住居して使用されていたそうです。
移設工事の際に梁上の小屋束に、
享保十四年(1729)の墨書が発見されたとか。
ここの建物越しに仰ぐ磐梯山も絶景です。
さて磐梯山PAから磐梯山に別れを告げて、
そろそろ習志野に帰りましょう。
本当に楽しい遠征でした。
【参加者のブログ記事】
→ http://blog.livedoor.jp/joshuaf3/archives/33729027.htmlhtml