高村光太郎・智恵子像(千鳥と遊ぶ像) 〜習志野⇄九十九里サイクリング(2)〜

299-3201 山武郡九十九里町小関町2244




→ 九十九里浜 智恵子抄詩碑



東金九十九里有料道路案内  東金九十九里有料道路入口




今回のサイクリングの目的の一つは、
自転車が通行可能な、
東金九十九里有料道路を思い切り飛ばすこと。
ほぼ直線の約10km。
軽車両は20円の通行料。




料金所  料金投入箱




二輪と軽車両の料金所は左端のレーンにあり、
この料金投入箱にコインを投げ入れる形です。





福俵PA入口  トイレしかない




パーキングエリアはトイレと自販機しかありません。
どこぞのオバはんに、
「え〜っ・・・自転車いいの〜?」と驚かれる始末。




海の駅 九十九里




ここまで来る途中、
同じ高校の同級生みろくから、
九十九里に新しい、
「道の駅」が出来たとの情報が、
LINEグループトークにあり、
ググったものの不明のままでした。
どうやらこの「海の駅」のことのようです。
よし、ここを目的地にしようか。




千鳥と遊ぶ像  高村光太郎・智恵子像  



東金九十九里有料道路・今泉PAにある、
「千鳥と遊ぶ像」と名付けられた、
高村光太郎とその妻・智恵子の像です。
千鳥と遊ぶって、
オラーこんなイメージぢゃないんだけど。。。
浅草寺のハトぢゃないんだから、
手の上には乗んねーつーの。
それから光太郎さんちょっとワクワクさんチック。




ワクワクさん





讃・千鳥と遊ぶ  智恵子さんと光太郎さん



   千鳥と遊ぶ智恵子 


人つ子ひとり居ない九十九里の砂浜の
砂にすわつて智恵子は遊ぶ。
無数の友だちが智恵子の名をよぶ。
ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――
砂に小さな趾あとをつけて
千鳥が智恵子に寄つて来る。
口の中でいつでも何か言つてる智恵子が
両手をあげてよびかへす。
ちい、ちい、ちい――
両手の貝を千鳥がねだる。
智恵子はそれをぱらぱら投げる。
群れ立つ千鳥が智恵子をよぶ。
ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――
人間商売さらりとやめて、
もう天然の向うへ行つてしまつた智恵子の
うしろ姿がぽつんと見える。
二丁も離れた防風林の夕日の中で
松の花粉をあびながら私はいつまでも立ち尽す。