元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

習志野在住紀尾井町勤務の千葉都民。神社仏閣・歴史散歩、カメラ、ロードバイクが趣味。ラーメン(二郎京成大久保店ホーム)・蕎麦が好物。

独鈷山 前山寺

宗派 真言宗智山派
本尊 金剛界大日如来
386-1436 上田市前山300
公式サイト http://www.zensanji.info/


前山寺冠木門  前山寺門前の猫



続いてお参りしたのも、
真言宗智山派の前山寺さん。
西南に弘法山という山があり、
その歴史は空海が訪れて、
独鈷を埋めて開創した、
正法寺に遡るそうですが、
おそらく慈覚大師円仁の伝承と、
正法寺を移転しここに前山寺を開山した、
讃岐の善通寺から来たという長秀上人のお話が、
後に弘法大師空海の伝説と混同したと思われます。
冠木門の前には門前の売店で飼われてる、
13匹の中の1匹という人懐っこい茶トラの猫。



ケヤキと石地蔵  樹齢700年の欅



参道には樹齢三百五十年、樹齢七百年という、
巨大なケヤキの古木が参拝者を圧倒します。
他にも桜や赤松の巨木があり、
季節の花々が美しいであろう境内。



前山寺参道




石段の上に薬医門と名付けられた、
茅葺きの山門があり、
この中に「未完成の完成の塔」と呼ばれる、
国指定重文の三重塔が姿を現します。



前山寺本堂  前山寺本堂内



間口十間、奥行八間の、
迫力のある萱葺の本堂。
本尊は金剛界大日如来



前山寺不動堂  前山寺不動堂内



宝篋印塔横の不動堂には、
当然ながら不動明王が祀られていました。



前山寺三重塔



さてこちらの三重塔。
室町時代初期の建立とされ、
三間三重で高さは19.5m、
屋根は柿葺です。
この塔がなぜ「未完成の完成の塔」と言われているか。
二層・三層の柱に長押仕口がありながら、
長押も束もなく、窓も扉もなくて、
廻廊も勾欄もありません。
内部にも四天柱がないそうで、
安楽寺八角堂とは正反対の、
和唐折衷の様式なんだそうです。