自動巻きの腕時計について


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何度か似たような事を書いておりますが、
自分はオサレなファッション性よりも、
どちらかといえば質実剛健な、
骨太な合理性を求めるもので、
この歳になるまで腕時計は、
断然、電波ソーラー派でございました。
しかし先日愛用のMR-Gが、
八年で三度目の入院をして、
ひょっとすると修理不可能という、
CASIOのSSの事前診断を受けて、
すっかり計算機屋さんの、
樫尾さんにはガッカリしちゃって、
他に色々と腕時計について調べてみると、
やっぱり外国のブランド品には、
全く興味がありませんが、
どうにもとても気になるのは、
Made in Japanの腕時計、
やっぱり服部さんとこの、
GPSセイコーアストロンか、
国産時計最高峰・GRAND SEIKO。
しかし憧れのグラセコには、
当然電波ソーラーの製品はなくて、
年差数秒の電池のクォーツか、
昔ながらの自動巻き、
またはその中間の、
スプリングドライブのみのラインナップ。
アタシゃ今まで自動巻きなんぞ、
現代文明にそぐわない、
旧時代の遺品だと思っていましたが、
どうやら自動巻き好きの方の話を聞くと、
オーバーホールなど、
手間はいろいろとかかるものの、
どこか可愛げがあって、
とても愛着が持てるものとか。。。




その後、どうにかMR-Gが、
3度目の内部全交換で生き返り、
しばらく腕時計については、
すっかり忘れておりましたが、
先週の日曜日の旅行の帰り道、
酔っ払った勢いもあって、
”いつかはGRAND SEIKO”の試金石(?)にと、
このセイコーの自動巻きを、
衝動買いしてしまった次第。。。




正面  シースルーバック



そんなに高価なものではありません。
ただとてもシンプルで、
見やすくて、それでいて、
値段以上に感じる質感もあって、
とっても気に入っています。
裏蓋はシースルーバックで、
機械が動いている様子が見えますが、
耳をあてるとチキチキチキチキ音がして、
まるで生き物のようでいじらしい。
これが自動巻きファンのいう、
”可愛げ”というものなのか。




購入したSEIKOの自動巻き




毎朝手に取ると僅かに数秒狂っていて、
改めて秒針を合わせる作業も、
またなんとも趣きがあるもの。
しばらくオンの日の腕時計は、
こればかりになりそうです。