「花のさくら通り」(集英社文庫)



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花のさくら通り (集英社文庫)

花のさくら通り (集英社文庫)



大好きな作家、荻原浩さんの、
「ユニバーサル広告社」シリーズ、
第三弾の文庫化ですが、
なんせ前作・前々作を読んだのは、
もう九年前。。。
うっすらと覚えているのは、
主人公の娘・早苗が、
"男前のかっこいい少女"だったこと。
残念ながら早苗はほとんど、
誤字だらけの手紙のみの登場ですが、
全二作を全く読んでいなくても、
大丈夫な構成になっています。



スーパーの進出と、少子化、高齢化で、
郊外の寂れたシャッター商店街・さくら通り。
シンボルの桜の木は何年も前に、
アメリカシロヒトリの大発生で、
すでに伐採しています。
この商店街の「だんご屋」の二階に移転した、
ユニバーサル広告社は「さくら祭り」に力を貸し、
商店街活性化を図るものの・・・。



さすがは笑って泣かせる荻原浩さん。
今回も感涙必至のラストでございました。