「フォルトゥナの瞳」(新潮文庫)

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フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)





数年前にはツイッターで、
何度もリプのやりとりがあった、
人気作家・百田尚樹さん。
最近の偏った政治的な発言がハナにつき、
とんとご無沙汰をしておりましたが、
一年半ぶりにこの文庫化最新作を買ってみました。




他人の死が見える主人公が、
悩み葛藤し死の迫る人々を救うお話です。
どこか二番煎じの匂いがすると思い読み進めると、
これワタシが大好きなスティーブン・キングの、
「デット・ゾーン」のパクリじゃないですか!
しかし主人公の内面の描写が浅すぎるし、
何よりオチがすぐに分かる甘さ。
でも、これだけの薄いネタを、
なんとなく一気に読ませてしまう、
長年、放送作家で鍛えた、
そのテクニックはさすがです。