黒澤明監督作品と「スター・ウォーズ」シリーズ その二

黒澤とルーカス





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ご馳走居酒屋 三舩 MIFUNE → その一その二





さて今日も退屈な電話番だったもので、
キープしておいた貯金ネタで失礼します。





スターウォーズシリーズを初めて観るという友人が、
ツイッターで観る順番を尋ねていたもので、
まずは黒澤明監督作品の、
隠し砦の三悪人
七人の侍
「用心棒」
椿三十郎
を、観てからとオススメしました。






友人はiPhoneiPad ユーザーなので、
自分用に保存していた、
黒澤明オススメ作品集と、
スターウォーズシリーズの全作を貸しました。
それを機会にミイラ取りがミイラになり、
ワタシも間近に迫った、
新作鑑賞の予習復習に、
上記10本を久しぶりに見直して観た次第。



ジェダイ」が時代劇の「時代」、
隠し砦の三悪人」の「太平と又七」が、
C-3POR2-D2」、
「アミダラ」・「阿弥陀羅」、
「オビ=ワン」・「黒帯」、
クワイ=ガン」・「開眼」、
ハン・ソロ」・「服部半蔵
「シス」・「寿司」等、
また「ヨーダ」のモデルが、
依田義賢」さんという諸説は有名ですが、
敵と斬り合うライトセーバーは、
盾もなく両手で構え、
西洋の剣ではなく日本刀そのものですし、
丘の上から敵の大群が現れたり、
腕が切り落とされて血飛沫が上がるシーンなど、
ホント黒澤作品をオマージュしている部分は、
何度観てもそのたびごとに、
新たに気付くシーンが毎回増えます。
ジョージ・ルーカス監督は、
本当に黒澤明を尊敬しているのでしょう。
第一作目のエピソード4で、
三船敏郎がダースベイダー役のオファーを受けていたら、
その後・その前の、ストーリー設定は、
成立出来なかった訳ですから皮肉なものです。




さて最新作はディズニー傘下となった、
ルーカスフィルムの最初の作品。
ジョージ・ルーカスはほとんど名前だけで、
今回から製作に関わっていないとか。。。
監督・脚本・製作のJ・J・エイブラムスは、
長年SWシリーズのファンであったものの、
メガホンを取ることが決定してから、
急いで黒澤明作品を鑑賞したんだって。
・・・なんだかとても心配。。。
それからハリソン・フォードと、
キャリー・フィッシャーにこだわらなくてもいいかと。
老けて疲れたハン・ソロや、
ダイエットで萎びたレイアなんて見たくないもの。