鹿島神宮 その三 〜東国三社サイクリング(4)〜

常陸国一宮
祭神 武甕槌大神
314-0031 鹿嶋市宮中2306-1
公式サイト http://www.bokuden.or.jp/~kashimaj/




鹿島神宮 その → 




鹿島神宮  楼門



さて東国三社の最後のお参りは、
常陸国一宮で東国最古の大社、
藤原氏氏神鹿島神宮です。
東日本大震災で倒壊した石鳥居の替わりに、
平成二十三年(2011)に、
境内の杉で再建された二之鳥居も、
落ち着いた色合いになりました。
水戸黄門のダディ徳川頼房の寄進、
寛永十一年(1634)造営の楼門をくぐります。



高房社



何度かお参りしておりますから、
まずは本宮お参りの前に、
建葉槌神を祀る摂社、
高房社に参拝する作法は心得ております。



拝殿  本殿



まだ初詣仕様になっている社殿。
元和五年(1619)徳川秀忠の造営で
本殿・石の間・幣殿・拝殿と四棟からなり、
当然、重文に指定されています。



二郎杉  


ご神木は本殿の奥にあり、
樹齢千三百年だそうですが、
神域の為に近づくことが出来ません。
拝殿の右にある二番目に大きな杉は、
二郎杉と呼ばれているもので、
個人的に親しみを感じています。



宝物館  鹿園



今回はケチらずにこちらも宝物館に拝観しました。
日本最古最大の国宝の直刀は一見の価値あり。
しかし残念ながらこちらは写真撮影が禁止。
奈良の春日大社からの里帰り系統の鹿園は、
もうすでに餌の販売を終了しておりました。




奥宮参拝の列



香取神宮と同様に、
荒魂を祀る奥宮ですが、
こちらはこの通りなぜか、
長い参拝の列が出来ていました。


奥宮  奥宮の屋根


慶長十年(1605)に、
徳川家康関ヶ原戦勝御礼で奉納した、
先代の本宮で、
現在の本殿造営後に、
こちらに遷したものです。



要石  要石



そして凹形の鹿島神宮の要石。
こちらが大鯰の頭を押さえている方。




御手洗池  



古来の参道に逆行して、
禊の場であった御手洗池で手水をつかい、
鹿島神宮を後にしました。




神宮大橋  道の駅 水の郷さわら




朱塗りの神宮大橋で北浦を渡って、
舗装のあまり良くない国道51号線を進み、
水郷大橋で千葉県に戻り、
いびつは三角形を描いて、
真っ暗な道の駅・水の駅さわらに戻りました。
チャリを積み込み、お土産を買ってから、
車はまた国道51号線で成田方面に帰ります。