「銀漢の賦」(文春文庫)

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銀漢の賦 (文春文庫)

銀漢の賦 (文春文庫)




第?次・葉室麟さんマイブーム到来中。
読んだつもりになっていた「蜩ノ記」に並ぶ代表作、
銀漢の賦」を今更ながら読んでみました。
「銀漢」とは銀河、天の川のこと、
「賦」は「韻」と「訴」をかけているのかも?



他藩、幕閣にまで、
名家老と謳われるほどの、
出世を遂げた松浦将監と、
新田開発の郡方・日下部源五。
今では身分に隔たりがあり、
絶縁状態だった二人だが、
かつては同じ剣術道場に通い、
農民の子・十蔵と三人で友情を育んでいた。
その過去の少年時代の逸話を、
交差しながら展開する、
今の二人にふりかかる危機そして和解。









葉室麟さんの台詞の良さ。。。
感動してしまい、
その度にTwitterの下書に写して、
何度も何度も呟いてしまった。
そしてお得意の漢詩の扱いも絶妙。
ラストも爽やかで良かった。
こちらも大好きな時代小説の一本として、
ワタシの殿堂、一軍本棚入り確定です。