峠そば その二十四 (閉店) 〜「福沢心訓七則」について〜

営業時間 5:30〜15:50
定休日 土・日・祝
105-0001 港区虎ノ門1-8-11 5825-1ビル  






峠そば その ↓ 
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プロセス調の峠




年度末始、財布の中より去りゆく、
福翁を涙で見送っておりますと、
やはり急に立食蕎麦界の「蒼龍窟」とも称される、
虎ノ門の峠に登りたくなりました。
”蕎麦強化週間”でも行きたかったお店ですが、
なぜか伺えず六週間ぶりの方面です。




福澤諭吉「心訓」




ここのサブリミナル効果パブロフの犬現象は、
こちらの「心訓」と題された、
福沢諭吉」と署名捺印されるこの額が原因でした。

心訓
一、世の中で一番楽しく立派な事は、
一生涯を貫く仕事をもつ事です。
一、世の中で一番みじめな事は、
人間として教養のない事です。
一、世の中で一番さびしい事は、
する仕事のない事です。
一、世の中で一番みにくい事は、
他人の生活をうらやむ事です。
一、世の中で一番尊い事は、
人の為に奉仕して決して恩に
きせない事です。
一、世の中で一番美しい事は、
全てのものに愛情をもつ事です。
一、世の中で一番悲しい事は、
うそをつく事です。
福沢諭吉

いかにも直筆っぽく、
ご丁寧に落款まで押されていて、
「福沢心訓七則」とも呼ばれていますが、
実はこれ、福澤諭吉が書いたものでも、
作ったものでもなんでもないのです。
本物は諭吉さんが息子二人に説いた、
「ひびのおしえ」の「おさだめ」で、
これを参考にして、
どこぞの誰かが作った偽作です。

おさだめ
一、うそをつくべからず。
一、ものをひらふべからず。
一、父母にきかずしてものをもらふべからず。
一、ごうじやうをはるべからず。
一、兄弟けんくわかたくむよふ。
一、人のうはさかたく無用。
一、ひとのものをうらやむべからず。

「心訓七則」は作者不詳で、
成立時期も不明ですが、
昭和中期頃になってから現れて、
またたく間に日本中に広まったとか。。。
お釈迦様の教えではなく、
サンスクリット語の原典もない、
後に中国や日本で作られたお経を、
偽経、疑経と呼び、
実に多くのお経が存在しますが、
ある意味、福翁、
そのレベルに近いエピソード。
でも逆を言えば、
どんなに内容が素晴らしくても、
嘘の署名をしてしまえば、
一気にチープに見えるもの。
名言なんてそんなモノです。
あ、ちなココ、歴史ブログな。
(´・_・`)





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テルオさん仮眠ちう  店内混雑状況グラフ




さてテルオさんは仮眠ちうで、
「峠劇場」は開演前。
給水器にこんな混雑状況時間推移の、
折れ線グラフなんて前からあったっけ??
ピーク時が紙から飛び出しちゃってるのに、
お冷吹いた。(。 ノ∀<)σ



もりの特盛り(520円)+かき揚げ(100円)





もりの特盛り(520円)+かき揚げ(100円)。




かき揚げと蕎麦  蕎麦をを手繰る





やっぱり立喰蕎麦界の継サこと、
河井継之助」は本当に美味いねぇ。




蕎麦湯





一、世の中で一番うれしい事は、
美味しいものを、健康で、
美味しく食べられること事です。
makoto-jin-rei