洲崎神社

(伝)安房国一宮・延喜式内社(大)論社・旧県社
祭神 天比理乃竎命(洲ノ神)
294-0316 館山市洲崎1697
公式サイト http://www.sunosaki.info





洲崎神社  鳥居




本来、「一之宮」「一宮」は、
その「国」で一番の格式の高い神社であり、
「一社」しかありませんが、
延喜式神名帳』の記述名や
その歴史の変遷によって、
論社や様々な争いが存在しております。
ここ安房国にも一宮が二つあり、
こちらの洲崎神社がその一方になります。
もう一方の安房神社天太玉命を祀り、
こちらがその后神の、
天比理乃竎命を祀ることから、
ワタシは安房神社が、
本来の一宮である説を支持しています。





案内版  洲崎神社由緒





こちらが一宮であるという根拠は、
松平定信が文化九年(1812)に、
奉納した扁額に、
安房国一宮 洲崎大明神」と、
揮毫したことだけのようです。
どうやらこの洲崎神社の西岬に、
安房神社に至る、
「一宮道」があったことから、
誤って揮毫したのではないか?
と、いう説もあるとか。
しかし一宮か否かは別にしても、
ここが由緒正しき神社であることに、
全く変わりはありません。
源頼朝の上陸地にもほど近いことから、
鎌倉幕府の庇護を受け、
品川神社は頼朝が、
この天比理乃竎命を勧請したものとか。





→ 品川神社 〜板垣退助墓〜 - 元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】





急で長い石段  石段を昇る




さて、この長く急な百五十余段の、
石段を登ってお参りしましょう。
ワタシとゾウのペダルとシューズは、
SPDクリートなので、
まずまずスイスイと歩けますが、
ピーはSPD-Lなので、とっても大変そう。。。
(実は帰りの下りに足を滑らせて臀部を強打してしまいました。)





拝殿  本殿
拝殿  





御手洗山の中腹に鎮座する洲崎神社の社殿。
朱塗りの本殿は延宝年間(1673-1681)の、
造営なんだそうですが、
江戸時代中期以降に大規模な、
修理をした跡があるそうです。





房総フラワーライン  南房パラダイス





さて、チーバくんの足の裏、
房総フラワーラインを東に進み、
当初はぐるりと南房総を海岸線に、
千倉から内陸の道で、
館山に戻るつもりでおりましたが、
寄り道ばかりしていたら、
すっかり時間がなくなってしまいました。
道の駅・南房パラダイスで一休みして
国道410号館山市街へと戻る
ショートカット・コースに変更します。