鮫洲 八幡神社

祭神 誉田別尊・気長足姫尊
140-0011 品川区東大井1-20-10




朝イチで品川のお役所に用事があったもので、
珍しく京急電車に乗って鮫洲で降りました。
駅前の路地の隙間に朱塗の社殿が見えたもので、
帰りに寄り道をしてみました。




鮫洲 八幡神社




こんな駅前に八幡神社がありました。
現在のこの地の俗称地名、
「鮫洲」を冠しておりますが、
ここは古くは海岸線の漁師町で、
御林町(おはやしまち)と呼ばれており、
この神社は御林八幡宮と称していたとか。
そもそも「鮫洲」という俗称の由来は、
鎌倉時代に品川の漁師が、
沖で大鮫が死んでいるのを見つけ、
この鮫の腹を割くと木像の聖観音が現れて、
南品川の海晏寺の本尊となったことからですので、
昔の鮫洲はもう少し南だったのかもしれません。





拝殿




こちらの創建は明らかではありませんが、
寛文八年(1668)の書上帳には記載があるそうです。
昭和四年(1929)には近隣にあった白山神社を合祀し、
その時に相殿に伊弉諾神伊弉冉神が祀られました。
現在のこの社殿は昭和四十七年(1972)の造営とか。




境内




狭いながらも境内には富士塚や、
出世稲荷神社、漁呉玉神社、
鮫祠神社と、摂社・末社が立ち並び、
こんな立派な池のある厳島神社までもあります。




平林九兵衛翁遺徳碑





「平林九兵衛翁遺徳碑」は、
地元の発展に尽力したという、
衆議院議員の記念碑でした。




→ 平林九兵衛 | 近代日本人の肖像