西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

特別展「平安の秘仏 ―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち―」東京国立博物館 その十六

開催期間 2016年9月13日(火) 〜 2016年12月11日(日)
開館時間 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)*1
休館日 月曜日*2
観覧料金 一般1000円、大学生700円、高校生400円*3
110-8712 台東区上野公園13-9 東京国立博物館 本館特別5室
公式サイト http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1779





東京国立博物館 その ↓

十一十二十三十四十五





特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」




本館入口  本館特別室入口




さて続けて、
本館特別5室で開催ちうの、
「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち―」。
滋賀県甲賀市にある、
天台宗の古刹、櫟野寺が、
秘仏を含めた重要文化財指定、
全20体すべてを出陳するという、
仏ヲタ垂涎の特別展。





重文・十一面観音菩薩坐像




会場中央に主役である、
重文・十一面観音菩薩坐像。
像高3.12mは、十一面観音として日本最大!!
しかし日通さん、
これどうやって運搬したんだろう????
観音様のお顔ですが、
事前に見ていた写真では、
正直あまり魅力を感じていなかったんですが、
下から見上げると本当に美しい。
みろくと二人で思わず、
しばらく立ち竦み見惚れておりました。



重文・毘沙門天立像  




重文・毘沙門天立像は、
ちょっとユーモラスで"武神"をあまり感じません。
写真でボケて一言!!
「なんや塔の中に小さい仏さんおるで!!」。





重文・薬師如来坐像




この像高2.2mの丈六・定朝様の、
重文・薬師如来坐像も、
下から見上げる前提に制作されたのではないかな、
ちょっとお首がそっくりかえっていらっしゃいました。



重文・地蔵菩薩坐像  重文・観音菩薩立像




文治三年(1187)の銘のある、
重文・地蔵菩薩坐像の、
その保存状態の良さに驚きました
後背はかなり荒廃しているので、
ひょっとすると後世の補修でしょうか。
数多い、重文・観音菩薩立像のほとんどは、
腕が欠損するなどしています。
しかし滋賀県って本当に観音の里なんだなぁ。




平常展の十二神将  平常展の十二神将



さて、二つの特別展を、
じっくりゆっくり鑑賞し、
さすがに少々疲れました。
平常展は軽く流しまして、
ランチに歌舞伎町へ向かいます。




本館裏の庭園




紅葉もまだまだでした。

*1:10月22日(土)、11月3日(木・祝)、11月5日(土)は20:00まで、9月の土・日・祝日は18:00まで、10月14日(金)、10月15日(土)は22:00まで開館

*2:9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館、9月20日(火)、10月11日(火)は休館

*3:前売・団体割引あり・障害者とその介護者一名は無料