国指定史跡 青蓮院旧仮御所
宗派 天台宗
本尊 熾盛光如来
605-0035 京都市東山区粟田口三条坊町69-1
公式サイト http://www.shorenin.com/
さて南禅寺のお次は、
青蓮院門跡に立ち寄りました。
「門跡寺院」とは皇室や摂関家の、
子弟が入寺する寺院のことで、
ここ青蓮院は多くの法親王、
入道親王が門主を務めた格式を誇り、
三千院、妙法院と並び、
天台宗の三門跡寺院とされています。
門前の大楠は五本は天然記念物で、
親鸞の手植えであるとも伝わります。
この華頂殿から眺める、
相阿弥作の庭が見事。
ここって数年前に、
JR東海の「そうだ京都、行こう」
に、使われていたよね。
豊臣秀吉寄進一文字手水鉢の奥に、
江戸期の御所の小御所の移築。
(明治に焼失後復興したもの。)
伝狩野派作りの障壁画も美しい。
逆に庭から眺める華頂殿も、
絶妙な位置にあって、
山水の雰囲気を壊さない。
開基は伝教大師最澄、
本尊は秘仏の熾盛光如来。
とても格式の高い上品な佇まい。
紅葉までも上品に見えるから不思議です。