西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

【秩父第八番】清泰山 西善寺

宗派 臨済宗南禅寺派
本尊 十一面観世音菩薩
ご詠歌 ただ頼め 誠の時は 西善寺 きたりむかへん 弥陀の三尊
368-0072 秩父郡横瀬町横瀬598
公式サイト http://www.saizen.or.jp/index.html





武甲山に向かて走る





再び第六番・卜雲寺方面に戻りますので、
また武甲山に向かって進みます。





山門




第八番・西善寺に到着しました。
薬医門形式山門の左側の石標、
禅寺にはお馴染みの、
「不許葷酒入山門」とありますが、
それをまるで現代語に訳すかのように、

当山は霊場につき
物見遊山の者、酒気を帯びた者
境内に入ることを禁ず

という、白い看板もあります。
現代は観光目的は不可のようですが、
ニンニク、ニラはセーフのようです。





コミネカエデの巨木  コミネカエデの巨木





境内に入るとまず目に入るのは、
この威風堂々とした楓の巨木です。
天正年間(1573-1591)に、
植えられたとされる、
推定樹齢500年の、
コミネカエデの木で、
高さ10m、幹の周囲3m、
枝は南北に18m、
東西に20m伸びています。




本堂





本堂は入母屋造で、
弘化二年(1845)の再建。
本尊は恵心僧都源信作といわれる、
十一面観音。
音霊場でありながら、
御詠歌にも「弥陀三尊」とある通り、
本堂にはやはり恵心僧都源信作とされる、
阿弥陀三尊像も祀られています。





第8番朱印