【秩父第四番】高谷山 金昌寺

宗派 曹洞宗
本尊 十一面観世音菩薩
ご詠歌 あらかたに 参りて拝む 観世音 二世安楽と 誰も祈らん
368-0004 秩父市山田1803





仁王門
阿形  吽形





昼食後ちゃんと一時を過ぎましたので、
来た道を少し戻って右折し、
第四番・金昌寺に到着しました。
楼門形式の仁王門には背丈七尺(2.1m)の、
秩父霊場最大という、
阿吽の金剛力士がおわします。




仁王門上の五百羅漢




二階には五百羅漢が並んで、
参詣者を見下ろしていました。



参道の石仏群  石仏  
石仏群  丈六十一面観音




ここは石仏の寺として有名で、
寛政年間(1789-1801)に、
当時の住職・古仙登嶽が、
千体石仏建立を発願したことに始まり、
浅間山の噴火や、
天明の大飢饉の供養の為、
江戸近郊を行脚して寄進を募り、
石仏は幕末には、
約38000体ほどあったそうですが、
廃仏毀釈で破壊されてしまい、
現在は1319体になってしまったとか...。



参堂から本堂を望む  本堂




方三間の宝形造の本堂は、
江戸時代中期の建立で、
本尊は、昔女性巡礼者に姿を変えて、
極悪人を改心させたという十一面観音。




子育て観音




数ある石仏の中で、
一番有名なこの慈母(子育)観音は、
本堂正面右に安置されています。
寛政四年(1792)に江戸の吉野屋半左衛門が、
童子・信女(おそらく亡くなった子や妻)の為、
ここに寄進したもので、
子宝に恵まれたない方、
お乳の出ない方、
子供の健康な成長を願う方々から、
今も篤い信仰を受けています。





役行者が祀られた六角堂




本堂の上の六角堂を拝すると、
役行者の像が祀られていました。
元々は修験の道場だったのかもしれません。




第4番朱印