【秩父第二十五番】岩谷山 久昌寺

宗派 曹洞宗
本尊 聖観世音菩薩
ご詠歌 水上は いづくなるらん 岩谷堂 朝日もくなく 夕日かがやく
368-0053 秩父市久那2215





久昌寺






第二十四番・法泉寺の、
急な石段を降りましたら、
またまた県道に戻りまして、
先ほどと似たような、
上り下りを約3km弱、
第二十五番・久昌寺の、
仁王門前に到着しました。




仁王門
阿形  吽形




扁額は山号寺号でもない、
「御手判寺」とあります。
しかしこの仁王門...。
とても中途半端な位置にあり、
左から舗装道路が、
参道の中央を走り、
先の観音堂の右で、
北へと曲がって行きます。




参道に道路が走る





ガイドブックの写真とも、
明らかに異なります。
最近観音堂前に道路が伸び、
ひょっとすると、
仁王門は手前に移動したのかも?



観音堂



仁王門の先にある観音堂は、
回縁がある方三間の宝形造で、
享保六年(1721)の建立。
この本尊は聖観音とか。



地蔵堂の小堂  地蔵堂内の奪衣婆



観音堂の手前左の小堂に、
地蔵堂」と額がありますが、
覗いてみると地蔵の姿は見当たらず、
代わりにこの三途の川で、
亡者の服を脱がす、
奪衣婆がいらっしゃいます。
かなり迫力がある木像なので、
お子様には「閲覧注意」!!



弁天池  弁天池の畔を歩く



観音堂の裏右手に、
溜池のような弁天池があり、
その岸に弁天堂と本堂が並びます。



弁天堂  本堂は阿弥陀如来が本尊


元々は池の中の小島があり、
そこにあったという弁天堂。
本堂の本尊は阿弥陀如来とのこと。




御手判石




納経所でこの御手判石の、
写真を拝見しました。
これが仁王門の扁額の、
「御手判寺」の所縁ですね。
これは秩父霊場開創十三権者の、
性空閻魔大王から、
直に預かったもので、
この御手判から刷った板刷りは、
あの世に無事に行ける、
手形代わりになるんだとか。




第25番朱印