西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

【秩父第十九番】飛淵山 龍石寺

宗派 曹洞宗
本尊 千手観世音菩薩
ご詠歌 天地を 動かす程の 龍石寺 詣る人には 利生あるべし
368-0011 秩父市大畑町15-31



第十八番・神門寺を出まして、
国道140号を北上すれば、
左折する案内があるだろうと、
高を括っておりましたら、
通り過ぎてしまったようで、
初日に見ました、
「札所一番入口」の、
交差点まで来てしまいました。
完全に行き過ぎです。
回れ右をして戻りましょう。
今度はしっかりと地図を見て、
大野原駅入口を右折します。
線路を渡って道なりに進むと、
ようやく案内板があり、
どうにかやっとこさ、
第十九番・龍石寺に辿り着きました。



本堂  境内のの岩盤




さて、このお寺は、
一枚の巨大な、
岩盤の上にあるそうで、
境内のいたるところに、
黒い岩がむき出しに出ています。
ん?、札所に「岩ノ上堂」って、
名前のお寺会ったよね??
え?、それは次の第二十番か...。
なんでもここはその昔、
日照りが続いた時に、
勅命により雨乞い命じられた、
弘法大師空海が祈ると、
大師が以前に彫った本尊が、
京都からここまで飛んで、
大きな岩が二つに割れ、
龍が天に昇り。
雨を降らせたそうで、
山号が「飛淵山」、
寺号が「龍石寺」なったとか。
現在の本堂=観音堂は、
昭和四十八年(1973)の修復再建で、
その際に墨書を発見し、
宝永二年(1705)の建立と、
明らかになったそうです。
ご本尊は室町時代作の、
一尺五寸の千手観音とか。




第19番朱印







標石  古道を行く  




さてお次は、
ようやくの二十番代。
古い標石の案内通りに、
巡礼古道の砂利道を進みます。