元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

習志野在住東京勤務の千葉都民。神社仏閣・歴史散歩、カメラ、ロードバイクが趣味。ラーメン二郎(京成大久保店がホーム)・蕎麦が大好物。

「黒澤明 DVDコレクション」4『椿三十郎』

公式サイト https://publications.asahi.com/kad/





黒澤明 DVDコレクション」 
→ 1『用心棒』2『七人の侍』3『赤ひげ』
→ 「黒澤明という時代」(文藝春秋)
→ DVD「生きる」・「赤ひげ」
→ DVD「羅生門」
→ DVD「姿三四郎」・「續姿三四郎」
→ DVD「一番美しく」
黒澤明監督作品と「スター・ウォーズ」シリーズ 
→ その一その二
→ 「黒澤明」関連の記事








ワタシ、黒澤明監督作品を、
初めて観る方に、
どれから観るべきと聞かれたら、
まずは何はともあれ「七人の侍」で、
次は「用心棒」とこの「椿三十郎」を、
続けて観るようにススメます。
黒澤作品で正式には「続編」があるのは、
姿三四郎」のみですが、
この「椿三十郎」は、
「用心棒」の「桑畑三十郎」こと、
脇差のない名無しの浪人のその後が、
物語の中核となります。
原作は「赤ひげ」と同様に山本周五郎で、
『日日平安』が脚本のベースですが、
気弱で大人しく腕っ節もない、
『日日平安』の主人公では、
迫力のあるシナリオが書けず、
「用心棒」の成功から、
東宝に続篇を依頼された黒澤が、
脚本を大幅に改変して、
「三十郎」を主役化しました。
しかし元々の『日日平安』の主人公も、
小林桂樹が飄々と演じていて、
とても味のある、
登場人物に仕上がっています。
またもう一つの中心的な脇役が、
「赤ひげ」同様に、
ホンモノのボンボンの加山雄三や、
田中邦衛らが演じた、
世間知らずの若バカ侍の九人組。
抜刀の場面などほとんどないに、
真剣を帯びさせていたそうで、
撮影中に自分の手を切った者もいたとか。
また華族出身で日本映画史上、
三大美人の一人ともされる入江たか子は、
晩年「化け猫女優」のレッテルを貼られますか、
この作品では正真正銘のお嬢様が、
そのまま年を召したような姿を、
熱演していてとても存在感があります。
そしてラストの三船と仲代の決闘シーンは、
映画史上に燦然と輝く、
最も短くも迫力があって、
圧倒される十数秒。
これは絶対に見逃せません。




朝日を浴びる室町のオカメザクラ   夜のオカメザクラ




【オマケ】
本日の朝と夜の室町のオカメザクラ