元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

習志野在住東京勤務の千葉都民。神社仏閣・歴史散歩、カメラ、ロードバイクが趣味。ラーメン二郎(京成大久保店がホーム)・蕎麦が大好物。

「黒澤明 DVDコレクション」14『悪い奴ほどよく眠る』

公式サイト https://publications.asahi.com/kad/





黒澤明 DVDコレクション」 
→ 1『用心棒』
→ 2『七人の侍』
→ 3『赤ひげ』
→ 4『椿三十郎』
→ 5『天国と地獄』
→ 6『羅生門』
→ 7『乱』
→ 8『隠し砦の三悪人』
→ 9『生きる』
→ 10『蜘蛛巣城』
→ 11『醉いどれ天使』
→ 12『野良犬』
→ 13『静かなる決闘』




黒澤明監督作品と「スター・ウォーズ」シリーズ 
→ その一その二
→ 「黒澤明という時代」(文藝春秋)
→ DVD「羅生門」その一
→ DVD「生きる」・「赤ひげ」
→ DVD「姿三四郎」・「續姿三四郎」
→ DVD「一番美しく」
→ 「黒澤明」関連の記事









昭和三十四年(1959)に設立された、
黒澤プロダクションの第一回作品。
東宝との共同制作ですが、
本作は黒澤明の数少ない、
製作・監督兼任作品。
他には後の『どですかでん』や『影武者』、
また途中から製作を兼ねた、
隠し砦の三悪人』がありますが、
黒澤プロ第一作目ということで、
興業上の成功だけを狙った安易な作品ではなく、
あえて難しいものに取り組んでやろう、と、
公団とゼネコンの汚職という、
社会派サスペンスになったとか。
次回作『用心棒』以降、
二人以上のカメラマン分担体制が確立するので、
単独カメラマンがクレジットされる映画は、
これが最後で、これが唯一の、
黒澤作品となる逢沢譲が担当です。
冒頭、結婚式の場に取材に来た、
ベテラン新聞記者が他の記者らに、
状況説明を語りで行う方法は、
ギリシア悲劇のコーラス隊を踏襲したもので、
黒澤映画の常套手法ではありますが、
この結婚披露宴での採用は、
後に『ゴッドファーザー』でも採用されます。
本当に悪い奴は表に自分が、
浮かび上がるようなことはしない。
人の目の届かぬ所で、
のうのうと枕を高くして寝ているとの意味だとか。
この当時の映画では珍しく、
ラストシーンでもタイトルが大きく出ます。