西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

「秋霜」(祥伝社文庫)


【羽根藩シリーズ】
第三弾 → 「春雷」(祥伝社文庫)
第二弾 → 「潮鳴り」(祥伝社文庫)
第一弾 → 「蜩ノ記」(祥伝社文庫)


→ 「散り椿」(角川文庫)
→ 「さわらびの譜」(角川文庫)
→ 「はだれ雪」【上・下】(角川文庫)
→ 「神剣 人斬り彦斎」(ハルキ文庫)
→ 「蒼天見ゆ」(角川文庫)
→ 「陽炎の門」(講談社文庫)
→ 「おもかげ橋」(幻冬舎時代小説文庫)
→ 「霖雨」(PHP文芸文庫)
→ 「銀漢の賦」(文春文庫)
→ 「螢草」(双葉文庫)
→ 「春風伝」(新潮文庫)
→ 「秋月記」(角川文庫)
→ 「無双の花」(文春文庫)
→ 「川あかり」(双葉文庫)
→ 「いのちなりけり」「花や散るらん」(文春文庫)
→ 「柚子の花咲く」(朝日文庫)




→ 「葉室麟」関連の記事



秋霜 (祥伝社文庫)

秋霜 (祥伝社文庫)




残り少ない葉室麟さんの遺作ですが、
羽根藩シリーズ全五作の、
第四弾の「秋霜」が、
ようやく文庫化されました。
多聞隼人の死から三年。
欅屋敷で孤児を見守る、
楓やおりうに、
新たな危機が...。
千々岩臥雲、玄鬼坊と、
お馴染みのキャラクターに加え、
実の父に捨てられて、
育ての親に疎まれた、
木刀を手挟む謎の男、
草薙小平次が登場し、
再び複雑に絡み合う、
政治的な闘争下で、
人が人を想い、
命をかける人々。
もうたまらない葉室麟ワールド。
ついにこのシリーズも残りは、
第五弾の「草笛物語」の、
文庫化を待つばかり。
戸田秋谷切腹後十六年か...。
はやく出てほしいやら、
まだ読みたいないような。
複雑な心情になります。