「九十三歳の関ヶ原 弓大将大島光義」(新潮文庫)

九十三歳の関ヶ原: 弓大将大島光義 (新潮文庫)

九十三歳の関ヶ原: 弓大将大島光義 (新潮文庫)






歴ヲタを自称しておりますが、
「大島光義」「大島雲八」
と、いう名前は、
長生きをした弓の名手で、
その系統からなぜか、
大島流槍術が出たという、
知識があるだけで、
正直、戦国時代の武将としては、
「脇役」という印象。
大名だったのは一代限りで、
光義死後は領地を子供達に分割し、
それぞれ旗本になりますので、
信用出来る史実の資料も、
あまり多くは残っていないはず。
それを敢えて今、
やれ「高齢者問題」だ、
老害」だと騒がれる現代に、
バリバリの武士の矜持を持つ、
ヒーローにして描いた作品。
これ西部劇設定にして、
クリント・イーストウッドを、
主演にして映画化したら、
かなり面白いかも。
久しぶりに読みがいのある、
戦国時代小説でした。




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