西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

大悲山 笠森寺 観音堂 (笠森観音) その三

宗派 天台宗 別格大本山
本尊 十一面観世音菩薩
297-0125 長生郡長南町笠森302
公式サイト http://kasamori-ji.or.jp/



大悲山 笠森寺 観音堂 (笠森観音) → その一その二




笠森観音参道入口  笠森観音周辺公園案内図




折角、長南町に来たんだから、
千葉県が誇るべき国指定重要文化財
日本唯一の四方懸造の観音堂がある、
笠森観音に10年ぶりにお参りしますた。
由緒や歴史は坂東霊場巡礼と御開帳時の、
過去二本のブログ記事をご覧ください。



参道



国指定天然記念物にもなっている、
笠森寺自然林の参道を登ります。




三本杉  子授楠


途中、根元が一本の「三本杉」、
15年前には子供たちがはしゃいで潜った、
穴の開いた「子授楠」をみて、
観音堂を目指します。



二天門
風神  雷神
閻魔大王  奪衣婆と地蔵菩薩




さて観音堂の東にこの二天門。
通常二天門は四天王こと、
増長天広目天
持国天多聞天の内の、
二天を祀りますが、
ここの二天門はなぜか正面に風雷神、
背後に閻魔大王と奪衣婆を配置します。
浅草寺の雷門も正面は風神・雷神で、
天龍像と金龍像なんですが、
門の正式名称は風雷神門。
日光山輪王寺大猷院の二天門には、
現在、風雷神が祀られていますが、
あれはそもそも日光東照宮の、
陽明門にあったもので、
明治時代の神仏分離で、
二天門へ移されたもの。。。
しかしココはなんで二天門なんだろう。
すみません、話がそれました。




重文・笠森観音堂




さて、笠森観音堂
威風堂々とした素晴らしい建築デス。




二世安藤広重画・笠森観音




古くは二世安藤広重にも、
浮世絵で描かれました。
大学で建築を学ぶ次男が、
この浮世絵を見て、
「広重盛ってんなぁ~」
次男よ、浮世絵ってそんなもんさ。



階段を上がる  四方懸造を仰ぎ見る
四方懸造  四方懸造
観音堂からの景色  観音堂からの景色  観音堂からの景色  観音堂



急な階段を上がり下界を眺めれば、
ここに籠ったという日蓮が見たものと、
おそらくほぼ変わらない風景。



仁王門
阿形  吽形



観音堂の北には、
まるで城の郭と郭を結ぶ、
尾根の上の参道があり、
朱塗りの仁王門があって、
阿吽の金剛力士が祀られています。




子育観音堂  子育観音



六角の子育観音堂には、
菊紋の着物を着た子育観音。



鐘楼  與楽の鐘




鐘楼には名鐘とされる、
「與楽の鐘」があり、
三十秒以上さえ開ければ、
参拝者が自由に撞くことが出来ます。




子育地蔵堂裏





おん まか きゃろにきゃ そわか
おん まか きゃろにきゃ そわか
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おん かかか びさんまえい そわか
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