西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

君津市賀恵渕 八坂神社 ~賀恵淵の椎〜

祭神 素戔嗚尊
292-0404 君津市賀恵渕




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さて、この本の影響で、
最近すっかりハマっている、
神木探偵という名の巨木巡礼。
もちろん本は実母にも貸しております。



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で、本を読んで、
先週のブログを観た実母が、
「私も巨木を見てみたい!」
と、いうもので、
珍しくクルマを出動させて、
先週行ったばかりの、
千葉寺に行って見ました。




千葉寺ノ公孫樹



江戸っ子の母ですが、
父と結婚して以来、
52年間千葉に住んでいるのに、
千葉寺はお初だったとか。
やはり偉大な姿に感動したようデス。




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こちらも先週行ったばかりの、
高滝湖畔の本郷のイチョウにも、
足を伸ばしました。



本郷のイチョウ



千葉寺とはまた違う、
生命エネルギーの溢れ出た、
本郷のイチョウにも、
大感激している母。
ならばもうちょっと、
どこか他にも行って見る?



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突然雨が降り出したものの
ほどなく止みました。
高滝湖から久留里に出て、
駅前の水くみ広場にやって来ました。
いすみ鉄道沿線サイクリングの後に、
立ち寄って以来、
五年弱ぶりの訪問でした。



久留里水くみ広場



その場で喉を潤してから、
ホームセンターで購入したタンクに、
湧き水を注ぎトランクに積み込みます。
ココは水が美味いだけではなくて、
滾々と湧き出る清い水に、
何か別のエネルギーを、
充電させてもらえるような、
神々しい気持ちになれます。
そうそう、あの本には、
君津にも巨大な椎の木があるって、
載っていたっけ。
ここからすぐ近くぢゃね?
行って見ようか。





浅間賀恵淵の椎全景(浅間大神碑側)




久留里駅から、
電車ならわずか二駅。
クルマでもすぐ近くだったものの、
迷いに迷ってやって来た、
君津市賀恵渕の八坂神社。
八坂神社とはというものの、
境内の正面には、
浅間大神」の碑があって、
左には二十三夜講をしていたと思われる、
二十三夜堂という名の小屋があり、
八坂神社の小祠が納められた建物は、
境内の右奥にひっそりあります。




賀恵淵の椎の案内板

 君津市指定天然記念物
  賀恵淵の椎 一樹
         所在地 君津市賀恵淵 八坂神社
         昭和五十年 八月 四日 指定
 この椎は、和名をスダジイ又はイタジイと呼ばれ、上
総地方の社叢では数多く見られる樹種でブナ科に属する
常緑黄葉樹であります。
 古くから人間とのかかわりが深く、農耕以前は、その
果実が貴重な食料源となっていました。
 この名木の樹齢は定かではありませんが、目通り周囲
は八・五m、樹高二〇・七m、枝張りは東西方向に十六・三
m、南方向に二十一・〇m、北方向に十二mもあり、樹
冠は七百五〇㎡の境内の大半を覆っています。
 平成元年に、新日本名木百選に選ばれた由緒ある巨木
です。
    平成三年二月二十八日 
           君津市教育委員会



八坂神社  元禄年間の青面金剛の庚申塔




八坂神社の社殿の隣には、
元禄年間の建立の、
青面金剛庚申塔がありました。
お参りを済ませてから、
さて、改めてじっくりと、
椎の木を拝しましょう。



賀恵淵の椎(北東側より)  賀恵淵の椎(北西側より)
賀恵淵の椎(西側より)  賀恵淵の椎(南西側より)
賀恵淵の椎(南側より)  賀恵淵の椎(南東側より)




しっかしこれはスゴイねぇ。
横に張り出している太い枝が、
ブッツンプッツンと、
人の手で切断されているんだけど、
これをそのままにしていたら、
一体どんな様相になっていたんだろうか。



賀恵淵の他の椎



御神木のすぐ裏に、
もう一本椎の木があって、
こちらも充分に巨木なんだけど、
このすぐ近くにあっては、
まるで小物扱いに見えます。