「秀吉の活」(幻冬舎時代小説文庫)



さて7月になりましたが、
本日も変わらず在宅&直行直帰。
昨夜からの激しい風雨に、
午前ちう事務処理を済ませて、
ランチは簡単に家で済ませて、
午後はバス&電車で、
都内の得意先を往復しますた。
てな訳で貯金の読書ネタだす。




→ 「宇喜多の捨て嫁」(文春文庫)
→ 「宇喜多の楽土」
→ 「人魚ノ肉」(文春文庫)





秀吉の活 (幻冬舎時代小説文庫)

秀吉の活 (幻冬舎時代小説文庫)




「宇喜多の捨て嫁」で、
その世界観にぶったまげて、
たちまちファンになった木下昌輝さんの、
文庫化最新作はまさかの「太閤記」。
豊臣秀吉の人生を描いた作品は、
織田信長徳川家康を抑えて、
おそらく日本で一番の数が多いと思われます。
最近では本能寺の変の黒幕であったりする、
陰湿な秀吉さんも多くありますが、
晩年のボケた秀吉は仕方なくとも、
若き日の藤吉郎は明るくあってほしいもの。
この小説のスゴイところは、
そんな秀吉の明るく壮大なイメージを、
全く崩すことなく、
今迄とは異なる「太閤記」であること。
「生きる」ではなく「活きる」をテーマに、
秀吉の人生をその十の転機に分けて、
今までになり切り口で斬新に描きます。
やっぱり木下昌輝さんは、
一流のストーリーテラーだなぁ。