「AIとカラー化した写真でよみがえる 戦前・戦争」(光文社新書)

公式サイト https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334044817



朝から雨の金曜日。
本日も直行直帰の一日デスが、
午前ちうの在宅勤務の後、
どうしても今日中に行かねばならない、
現場にはクルマで行ったもので、
ランチは駐車場のあるコンビニで、
チャチャと簡単に済ませました。
てな訳で貯金の書籍ネタです。







この112年前の少女の写真に、
衝撃を受けてしまい、
著者の一人の渡邉英徳さんと、
Twitterでリプを何度か、
やりとりをさせて頂いたのが縁で、
AIでカラー化された、
戦前・戦争の写真の新書が、
出版されることを知り、
7月16日の発売日に購入しました。
モノクロの写真は、
無機質で静止した、
「凍りついた」
印象を受けるという、
著者の一人の渡邉英徳さん。
モノクロ写真のカラー化を、
Twitterに投稿を始めますが、
2017年に当時広島で、
高校生だった共著者の、
庭田杏珠さんと出会い、
平和活動に取り組んでいた、
庭田さんにモノクロ写真の、
自動カラー化を教えます。
「記憶の解凍」プロジェクト。
この写真集は、
その成果をまとめたものです。
カメラを趣味として、
写真を撮っている者の端くれとして、
僭越ながら申し上げれば、
「良い写真」というのは、
画質や画素の高さ低さや、
構図やピントの良し悪しではありません。
見るものに訴える力です。
この写真集の写真はただAIで、
自動的にカラー化されたものではなく、
当事者への取材や、
当時の資料を参考に、
人の手で彩色して、
命を吹き込んだものです。
写真に写っている人々は、
けして歴史の一頁の、
「その他大勢」ではなく、
それぞれ大事な家族があって、
人生を生きぬいた人間の一人一人。
ツイートした「打ち震える」という感想は、
けして大袈裟な表現ではありません。