この夏二度目の有給休暇を取った本日。
で、朝から昨日の猪苗代湖一周の、
ブログ記事作成をコツコツ。
ランチは自宅で簡単に済ませましたので、
今日のブログは恒例の貯金読書ネタです。
先日Amazon Prime Videoで、
シリーズ全作を続けざまに鑑賞した、
「バンド・オブ・ブラザーズ」と、
「ザ・パシフィック」ですが、
やはりどうしても根拠が不明な、
日本軍の描き方が気になってしまい、
原作の一つであるという、
海兵隊一兵士の手記という、
こちらを購入して読んでみました。
- 作者:ユージン・スレッジ
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: 文庫
この原作の中には、
やはりあのへんてこりんな、
日本軍のエピソードはありません。
欧米の史実を基にしたという作品の多くが、
いい加減すぎるほどいい加減なことは、
もう何度も経験して知っていたはずですが、
またまたついつい気になってしまいました。
あくまでこの作品は、
海兵隊員の末端の一兵士、
ユージーン・スレッジが、
常に忍ばせ持ち歩いていた、
ポケットサイズの聖書に記した、
メモを元にした回顧録で、
彼と彼の周囲の人々が、
徐々に人間性を失っていく、
その過程が鮮明に描かれています。
今まで様々な戦記や回顧録を読みましたが、
最も「もし自分が・・・」という立場が、
最も容易に想像出来る文書でした。
「ザ・パシフィック」も何も無理矢理に、
兵士数名のエピソードを描かなくとも、
この戦記を忠実に再現していたら、
もっともっと興味深い、
作品になっていたかもしれません。