御岩神社 ~常陸太田⇄日立 周回サイクリング①~

主祭神 国之常立神大国主
伊邪那岐尊伊邪那美尊 他二十二柱
311-0402 日立市入四間町752
公式サイト http://www.oiwajinja.jp






チャリ三台を積み込む





さて本日は恒例の、
ゾウとMatt.Jさんの三人での、
チャリ活・2021夏の部デス。
今回はゾウの発案で、
常陸大宮から久慈川を遡り、
袋田の滝に出て、
竜神大吊橋等を巡ろうというもので、
いつものゾウのプラドで、
習志野宅を6時40分に出発。






チャリを一旦降ろして組むも  道の駅常陸大宮とパナチタン




さてベースキャンプの、
道の駅常陸大宮に9時にトウチャコして、
チャリを降ろして組みましたが、、、。




緊急事態宣言中の閉鎖施設  計画をねりなおす




袋田の滝竜神大吊橋と、
近隣の主要観光施設は、
ほとんど緊急事態宣言発令中、
閉鎖されているとのことで、
道の駅の観光案内所で地図を貰い、
計画を根本から練り直します。




道の駅ひたちおおたで再びチャリを降ろす  道の駅常陸大宮とパナチタン




昨日ツイッターで教わった、
「そば屋竹辰」も検討しましたが、
あまりに近すぎてしまい、
サイクリングにならず却下。
とりまベースキャンプを、
道の駅常陸大宮から、
道の駅ひたちおおたに移動する為、
再びチャリをばらして車に積みました。
てな訳で、10時20分に、
道の駅ひたちおおみやにトウチャコデス。








出発



とりまココから、
先日購入して読んだ、
「異界神社 ニッポンの奥宮」
に、載っていた、
御岩神社に参拝しようと、
10時40分出発で、
国道349号線を北上します。






グリーンふるさとラインで上りに入る  日立市に入る



常陸太田市町屋の、
「河内小入口」交差点で右折をして、
グリーンふるさとラインに入ります。
ここからはいきなりの上り坂デス。
最近オートバイばかりで、
すっかり下半身の弱っているワタシは、
すぐにへばって汗だくでへろへろ。。。
どうにか峠らしき日立市の境界線へ。








グリーンふるさとラインからの景色



景色を少し楽しみまして、
ここからは下りでようやく楽チン。




御岩神社にトウチャコ  御岩神社




やっとこさ御岩神社にトウチャコしました。




御岩神社由緒  御岩神社境内図



常陸国最古の霊山と言われている、
御岩山の麓にあるこの御岩神社です。
祭神は御岩山神社だけで、
国之常立神大国主命
伊邪那岐伊邪那美の他二十二柱。
御岩山全体ではなんと、
百八十八柱が祀られています。
創建は不詳ですが、
和銅六年(713)に編纂されたとされる、
常陸国風土記に記述があります。



常陸国風土記の案内 




御岩山山中から、
縄文時代の遺跡が発掘されており、
こちらも「縄文神社」の一つであり、
古代より信仰の地であった場所。
徳川頼房出羽三山を勧請して、
水戸藩の国峰に定め,
徳川光圀大日如来を本地として、
御岩大権現に名称を改めますが、
徳川斉昭神仏分離を行い、
さらに明治の廃仏毀釈により、
大日堂,仁王門等が取り壊されましたが、
現在でも神仏習合色が色濃く残っています。




参道  三本杉



古木が鬱蒼と茂る厳かな参道。
特にこの三本杉は御神木となっています。
地面から約3mのところから、
幹が三本に分かれていて、
推定樹齢500年,樹高約50m,幹周8.48mの、
林野庁選定「森の巨人たち百選」で、
また茨城県指定の天然記念物。



楼門



近年再建されたという楼門は、
完全に寺院の仁王門そのもの。




金剛力士吽形  金剛力士阿形
御岩山霊場図



朱塗りの阿吽の金剛力士と、
御岩山霊場図が展示されています。



参道  
南無阿弥陀仏の石碑  百観音堂跡・念仏堂跡の案内




更に参道を進むと、
神仏習合は更に色濃くなります。
南無阿弥陀仏の石碑や、
観音堂跡・念仏堂跡の案内がありました。




苔むす境内  参道を進む




両脇に苔むす参道を更に進むと、
堂宇の立ち並ぶ高台の下に出ました。




斎神社回向殿  阿弥陀如来坐像  




この斎神社回向殿は、
天御中主神高皇産霊神神皇産霊神
八衢比古神,八衢比賣神を祀りますが、
同時に阿弥陀如来も祀られた、
神仏習合の社殿。
つい最近までは大日如来も、
同居なさってたそうですが、
隣に大日如来堂が建立されて、
遷られました。




岡村美紀氏天井画「御岩山雲龍図」



天井画は新しい、
岡村美紀氏天井画、
「御岩山雲龍図」。


大日如来堂  


こちらが最近建立されたばかりの、
大日如来堂ですが、
残念ながら堂内は非公開。



地蔵堂 石仏の蓮華座か



御岩山山内に、
点在していたものを、
集めて祀ったと思われる、
石仏地蔵群があったり、
大きな石仏の蓮華座とおもわれる、
遺物もあります。





御岩神社拝殿  本殿



こちらが御岩神社の拝殿と本殿。







元御岩山結界石像・姥神  姥神




御岩神社社殿の横に、
「元御岩山結界石像」という、
姥神の石像が祀られています。
かつては山頂の神域の祀られて、
結界石の役目だったそうですが、
異動してしまって大丈夫なのかなぁ。





賀毗禮神宮表参道  表参道を進む  
登山の際は必ずお飲み物持参下さい



チャリのSPDシューズですが、
表参道から奥宮の、
賀毗禮(かびれ)神宮を目指します。
飲み物も忘れてしまいましたが、
どうにかなると思います。



御岩山案内図  山道  




最初はゆるやかな山道で、
これなら楽勝と登り始めたものの、
参道は段々と急になります。



参道脇に流れる沢  ぬかるむ山道



参道脇に流れる沢から、
溢れた出た水なのか、
ぬかるむ山道に四苦八苦と、
まるで仏教の修行そのもの。



賀毗禮神宮石段  賀毗禮神宮石段下から下を見る


やっとこさ賀毗禮神宮の、
石段の下に出ました。
ああ、ここがこの本の表紙だね。
ここから改めて下を見ると、
かなり急な山道を、
登ったことが分かります。



異界神社 -ニッポンの奥宮-





賀毗禮神宮石畳  賀毗禮神宮鳥居


参道の石畳を踏み、
鳥居をくぐります。




賀毗禮神宮></a>



天照大神、邇邇藝命、
そして立速日男命が祀られた賀毗禮神宮。
裏参道の中腹にある薩都神社中宮にも、
この立速日男命が祀られていますが、
この神の名は、
「常陸国風土記」と、
「百家系図稿」以外に、
記載がないそうです。



[https://twitter.com/zou059/status/1429303881616433155:embed#そのまま登ってかびれ神宮へ https://t.co/iplnTZ7gPc]




<a href=更に登る  下界を望む


さて賀毗禮神宮から、
一旦更に登って裏参道方面に出ます。
本当は更に御岩山の山頂に上り、
賀毗禮之高峯、賀毗禮神宮奥院にも、
参拝したかったものの、
サイクリングの残りの足がヤバいので、
今回は泣く泣く断念。
しかしここからでもなかなかの眺望です。



下り辛い裏参道



しかし裏参道もかなりの急坂で、
どうにか下山するのが精一杯でございました。