西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

間宮林蔵立像 (岡堰中の島) ~小貝川サイクリング①~

300-1546 取手市





チャリを積み出発




さて、Matt.Jさんはご家庭の事情、
ゾウは年末から持病の腰痛で、
昨年の走り納め・今年の走り初めもしていない、
ロードバイクのチャリ活ですが、
そろそろゾウの腰痛も癒えてきたそうなので、
久しぶりに二人で出かけてみました。
で、今回のターゲットは、
間宮林蔵の故郷・小貝川のサイクリングロードと、
関東鉄道常総線サイクルトレインに乗ってみたい。
いつものようにゾウのプラドにチャリを積んで、
7時30分に習志野宅を出発デス。



上曽根運動公園  チャリを降ろして組む



今回のベースキャンプである、
利根町の上曽根運動公園にトウチャコしました。
こちらは小貝川が利根川に合流する、
すぐ手前の東岸にあります。



海から78.75kmポスト  出発



銚子の利根川河口から、
78.75kmポストを8時55分に出発。


  

合流点から0.00kmポストとチャリ2台  快適な小貝川CR



しばらく進むと、
「合流点から0.00km」が、
あったんだけど、
これは一体どこから図っているだべか。
ともかく、道幅も広くで舗装も良い、
とても快適なサイクリングロードです。








小貝川藤代地区河川防災ステーション  小貝川サイクリングロード周辺案内図を見るゾウ



休憩場所かと思ったら、コチラは、
「小貝川藤代地区河川防災ステーション」。




まわり道の案内



元々は鬼怒川に合流していた小貝川ですが、
寛永年間(1624-1644)、
関東郡代・伊奈半十郎忠治により、
洪水を防ぐために瀬替え工事が行われて、
鬼怒川と小貝川は分離しましたが、
幾度となく堤防からの溢水、
堤防の破堤を繰り返してきた歴史があるので、
今も絶え間なく工事が行われています。
少し走ると繰り返し工事中の、
回り道、迂回に出くわします。




岡堰中の島橋  岡堰中の島入口


寛永七年(1630)、
ここに「岡堰」が設けられ、
溜められた水が農業用水となり、
相馬二万石と呼ばれる広大な新田が誕生します。
今は下流に新しい「岡堰」が作られていますが、
元々「岡堰」のあった中州「中の島」は、
人道橋が設けられて公園として整備されいます。



中の島  岡堰今昔物語



チャリを橋の手前に停めて、
中の橋を渡ります。
公園には「岡堰今昔物語」として、
その歴史が掲示されいます。



旧岡堰の遺構1  旧岡堰の遺構2



明治三十二年(1899)に改築した、
煉瓦造りの遺構の一部が展示されています。



間宮倫宗先生発祥地碑と間宮林蔵立像



一般的には勢いの強い水の流れを変える為の、
萱と竹を使った工法を「伊奈流」と呼びますが、
この辺りではこれを神童だった、
間宮林蔵の考案とする説もあるそうで、
この中の島に「間宮倫宗先生発祥地」碑と、
間宮林蔵立像」が建てられています。




間宮倫宗先生発祥地碑  間宮林蔵立像1
間宮林蔵立像2  間宮林蔵立像3
銅像台座の碑文



いずれにしても、この岡堰の普請で、
作業に加わった少年・林蔵が、
幕臣・村上島之丞に才能を見込まれ、
下僕として従者となったことが、
彼の出世の糸口となったことは間違いありません。



現・岡堰  岡堰を渡る




さて少し小貝川を戻り、
現在の岡堰を渡って東岸に戻り、
間宮林蔵の生家と墓地を訪ねます。







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