小湊鐵道 全駅制覇サイクリング

登録有形文化財(建造物) 小湊鉄道駅舎群等
公式サイト https://www.kominato.co.jp







さて、来週3月26日(土)には、
ゾウとこの、
浜街道グルメライド』
に、エントリーしよう!
と、計画しておりましたが、
なんか来週の土曜日は、
福島県いわき市は天気悪いみたい!?
だったらやっぱりこの三連休で、
しっかりチャリに乗ろう!
と、いうことになりました。
ちょうど菜の花の季節だし、
小湊鐡道の全ての駅を、
チャリで巡るコースをやってみよう。





チャリ二台を積む



いつもの通りゾウのプラドに、
チャリ二台を積みまして
朝7時30分に習志野を出発。



五井駅西口近くの駐車場



一日駐車をしても300円という、
五井駅西口近くの駐車場に、
プラドを停めてチャリを降ろし組みます。



五井駅



起点の五井駅は、
JR東日本共同使用駅



五井駅  小湊鐡道の車両



さて、ここから、
小湊鐡道の全ての駅を巡りましょう。





出発



五井駅東口を、
8時45分出発デス。



上総村上駅1



約10分ほどで、
上総村上駅にトウチャコしました。
コチラは無人駅デス。



国登録有形文化財の説明



かなり改築した形跡がありますが、
こちらも建築は昭和二年(1927)頃とみられる、
『国登録有形文化財(建造物)・小湊鉄道駅舎群等』
の、一つデス。



上総村上駅2  上総村上駅3
上総村上駅4



なんかほのぼのしていていいねぇ。
この懐かしい昭和感が、
多くの鉄道ファンを引き寄せる理由かも。






次の駅へ  踏切で列車に会う



次の駅に向かう途中に、
早速、踏切で列車に遭遇しました。
この列車がまたとっても、
懐かしい感じなのデス。



海士有木駅1



9時15分、海士有木駅にトウチャコ。
アマアリキと読みます。
難読地名デスが、
二つの地名が一つになったもののよう。



国登録有形文化財の説明



コチラも無人駅で、
当然『国登録有形文化財』デスが、
建築は大正十四年(1925)頃とみられ、
あまり改築されていないので、
開業当時の佇まいを色濃く伝えています。



海士有木駅2  海士有木駅3



木造平屋・寄棟造で、
屋根は瓦葺、
外観は洋風下見板張り。



路線図  海士有木駅の駅務室



駅務室には有人駅時代の、
黒電話や什器が残されています。



今度の列車はかずさむらかみを出ました




「今度の列車はかずさむらかみを出ました」
が、点灯したので、
ちょっくら待ってみましょうか。



トロッコ列車1  トロッコ列車2



人気のトロッコ列車がやって来ました。
先頭のディーゼル機関車は、
蒸気機関車をイメージした装飾デスが、
多くの親子連れや、
鉄道ファンで賑わっていました。





上総三又駅1



9時35分、上総三又駅にトウチャコ。
やはり無人駅デス。
駅舎は平成十三年(2001)の、
再建デスので、
文化財ではありません。



上総三又駅2  上総三又駅3



プラレールにこんな駅あったよねぇ。






上総三又駅に入線した列車



やっぱり子供の頃から見ていたせいか、
この昔の京成電車のカラーがいいなぁ。



撮影に関しての注意事項



写真撮影については、
いろいろトラブルがあるみたい。
撮り鉄さん見境なくなっちゃうから。



ロケット状のもの?1  ロケット状のもの?2
ロケット状のもの?3  ロケットの窓



駅のすぐ横に、
この🚀ロケット状の、
意味不明な、
オブジェ?があります。



ロケット状のもの?上からの景色



バカとワタシは、
高い所が大好きなので、
とりま上ってみましたが、
やはり意味不明でした。



スズラン






上総山田駅





上総山田駅  国登録有形文化財の説明



9時50分、上総山田駅にトウチャコ。
無人駅で『国登録有形文化財』。
大正十四年(1925)頃の建築。
元の駅名は養老川駅で、
昭和二十九年(1954)に改称しました。



上総山田駅待合室
上総山田駅の猫のおうち  上総山田駅の燕



待合室には地域猫でしょかか。
手作りのキャットハウスがあったり、
天井にはツバメの巣があったり、
動物愛護精神に溢れた駅でした。



上総山田駅に入線した列車








養老川



上総山田駅から、
次の光風台駅に向かう途中、
旧駅名の養老川を渡ります。
ただし小湊鐡道は、
五井駅から養老渓谷駅まで、
常にほぼ養老川の近くを走ります。



光風台駅



10時05分、光風台駅デス。
コチラは光風台団地の建設に伴い、
昭和五十一年(1976)に開駅された、
小湊鐡道で最も新しい駅なので、
他の駅とは少し異なる建築様式。
当然文化財ではありません。



光風台駅構内  きっぷうりば



五井駅を出発してから、
最初の有人駅デス。
駅の構内には入れません。







馬立駅1



途中、コンビニ休憩を挟みまして、
10時35分に馬立駅に着きました。
馬立という地名は、
ここでセリが行われたという説と、
馬の終結場があったという説がありますが、
ワタシは何らかの戦があった際の、
後者であると想像します。



国登録有形文化財の説明



コチラも大正十四年(1925)頃の建築で、
『国登録有形文化財』の無人駅。



馬立駅  馬立駅2  
馬立駅待合室  馬立駅駅務室



昭和七年(1932)に、
小規模な増改築の記録があるものの、
大きな改築をした様子が少なく、
木造平屋・寄棟造、
瓦葺屋根、洋風下見板張りの、
開業当初からの特徴がよく残ります。
駅務室には客車の座席が置かれていますが、
これはおそらく他社から譲り受けた車両を、
改造した際に不要になった部品でしょう。





上総牛久駅1



11時05分、上総牛久駅デス。
牛久という地名は、
牛久藩のあった茨城が有名デスが、
この地は享保年間(1716-1736)の開拓で、
集落が形成されたそうデス。



国登録有形文化財の説明



大正十四年(1925)頃の建築で、
昭和七年(1932)増改築の、
『国登録有形文化財』の有人駅。



上総牛久駅2  上総牛久駅に入線した列車





上総牛久駅のコーヒーショップ



コーヒーショップがあったので、
温かい一杯で一息つきました。




上総牛久駅で購入したコーヒー1  上総牛久駅で購入したコーヒー2







グーグルマップの案内で線路を渡る



上総牛久駅から上総川間駅へ。
Google mapの自転車経路検索をしたら、
どうやら地元住人が使っているらしき、
「勝手踏切」に案内されてしまいました。
(渡り終えてから正式な踏切ではないと気が付きました)




上総川間駅1  上総川間駅2



11時40分、上総川間駅。
コチラも真新しい様式の、
"プラレールの田舎の駅"の無人駅。



意味不明なトランクオブジェ1  意味不明なトランクオブジェ2



上総三又駅のロケット同様に、
トランクケースを利用した、
意味不明なオブジェがあります。




迷惑な勘違いカメラマン




駅の先に菜の花が、
キレイに咲いていたので、
手前にカメラを構えて、
座っている人がいましたが、
まだ列車は来そうになかったので、
彼の少し先に進んでみました。
するとこのカメラマン。
「おい、前に入ってしまうんだけど」
「列車が来そうになったらどきますよ」
と、答えましたが、
そもそも文句を言われる、
筋合いではないな。
邪魔するつもりは毛頭ないけど、
そりゃあくまで善意で、
協力をしてあげているだけで、
ここはアンタの土地ではないだろ。
東京湾ダイヤモンド富士撮影でも、
浜辺を歩いている人に向かって、
「邪魔だ、どけ!」
と、文句を言うカメラマンを、
諫めたことがありますが、
だから迷惑カメラマン、
嫌われるんだよ。
てかそもそも右の道を歩いても、
全然列車と菜の花の、
邪魔にならんだろ。




上総川間駅を出発する列車




ワタシもコンデジで、
菜の花と列車を撮影しましたが、
あんな迷惑カメラマンにはなりたくないねぇ。



閑話休題






上総鶴舞駅1



11時55分、上総鶴舞駅
元は鶴舞町駅だったそうデスが、
昭和三十三年(1958)に改称。



国登録有形文化財の説明



無人駅で『国登録有形文化財』。
大正十四年(1925)頃の建築。



上総鶴舞駅2  上総鶴舞駅3
関東の駅百選認定書等  関東の駅百選認定記念碑



平成十年(1998)に、
関東の駅百選」に認定され、
ドラマやグラビア等の撮影に、
よく使われている駅舎デス。




上総鶴舞駅貨物上屋  国登録有形文化財の説明



駅本屋だけでなく、
この貨物上屋も、
『国登録有形文化財(建造物)・小湊鉄道駅舎群等』
に、登録されています。



旧鶴舞発電所


ホームの先には、
小湊鐵道の発電事業を担っていた、
鶴舞発電所も現存しています。



上総鶴舞駅の菜の花






← ← ← ← ← ← ← ← ←
上りのトロッコ列車
← ← ← ← ← ← ← ← ←



上総鶴舞から上総久保に向かう途中、
先ほど下り方向に進んでいたトロッコ列車が、
上り列車になって戻って来ました。
でもこれ終点でも転車台がないのか、
そのまんま機関車を後ろにして、
バック?で走ってくるんだねぇ。(笑)



上総久保駅1



12時25分、上総久保駅
昭和八年(1933)の開業。




上総久保駅2  上総久保駅3



高滝ダム、高滝湖造成に伴い、
この先の線路は、
昭和六十三年(1988)に、
付け替えが行われたとか。







高滝駅1



12時35分、高滝駅
その名の通り、
高滝湖に隣接する駅デス。



国登録有形文化財の説明



大正十四年(1925)頃の建築で、
昭和七年(1932)増改築の、
『国登録有形文化財』の無人駅。




高滝駅2  高滝駅3



ホームのスイセンが綺麗でした。



高滝駅のスイセン







里見駅1



12時55分、里見駅
里見の地名は、
あの『南総里見八犬伝』の、
里見氏に因むもの。



里見駅2  国登録有形文化財の説明



大正十四年(1925)頃の建築、
『国登録有形文化財』の有人駅。



里見駅3  里見駅4



近くの「万田野の砂利山」は、
良質な砂利の採取所跡で、
大正十四年(1925)から、
昭和三十八年(1963)まで、
砂利が採取されていたとか。






やじさん



13時05分、
そろそろお腹がペコペコなので、
このとろろ飯が名物の、
『やじさん』に立ち寄りましたが、
なんとご飯が残り一人前だそうで、
何度も女将さんにお詫びをされながら、
泣く泣く次を目指しました。






飯給駅1



13時15分、飯給駅
イタブと読みます。
ヤマトタケルが住民から、
飯を献上されたという伝説に因みます。
献上してもらうつもりはありませんが、
どこかで「飯給」したいデス。



飯給駅2 飯給駅3
飯給駅4



駅舎は物置のような小屋で、
『国登録有形文化財』ではない無人駅。



世界一大きなトイレ1  世界一大きなトイレ2



駅のすぐ近くにある、
この女性用公衆トイレは、
世界一広い屋外トイレとして、
ギネスブックに申請されそうデス。
柵で囲われた200㎡の敷地の真ん中に、
ガラス張りのトイレがポツンとあります。






飯給駅前の踏切1  飯給駅前の踏切2



飯給駅前の踏切で、
通り過ぎる列車を待つ、
ゾウ氏(52)お嫁さん募集中。






cafeうさぎや入口  cafeうさぎや



13時25分、踏切のすぐ脇に、
この『cafeうさぎや』の、
入口があったので、
何か食べ物を目当てに立ち寄りました。




tabelog.com




メニュー



ジビエ料理は完全予約制とのことで、
残念ながら飲み物しかありません。



HOT飯給珈琲エチオピア豆(500円)1  HOT飯給珈琲エチオピア豆(500円)2



HOT飯給珈琲エチオピア豆(500円)。



田奴久の看板  田奴久




13時55分、
やっとこさこの田抜久という、
そばうどん店を見つけて、
喜び勇んで飛び込みました。








店内  メニュー




カレー南蛮そば(800円)



ゾウは、カレー南蛮そば(800円)。




カツ丼(850円)



ワタシは、カツ丼(850円)。



とりまようやく生き返りました。



月崎駅




14時40分、月崎駅
チバニアンへの最寄り駅で、
トロッコ列車の停車時には有人駅になります。



国登録有形文化財の説明



大正十五年(1926)の、
第二期開業当時の駅舎で、
駅本屋とプラットホーム、
無人化単線となった以降、
使われなくなった、
旧下り線プラットホームも、
『国登録有形文化財(建造物)・小湊鉄道駅舎群等』
に、登録されております。





上総大久保駅1


14時55分、上総ゾウ久保駅。
もとい、上総大久保駅



上総大久保駅2  上総大久保駅3




開業は昭和三年(1928)。




上総大久保駅に入線した列車







石神菜の花畑1  石神菜の花畑2
石神菜の花畑3  石神菜の花畑4



15時10分、
上総大久保駅から養老渓谷駅の途中にある、
石神菜の花畑に立ち寄りました。
もっと大きな花畑だと想像していましたが、
意外にこじんまりしていて正直がっかり。




罠らしき仕掛け



罠らしき仕掛けがありましたが、
これは大きさからして、
キョンを捕らえるものなんだろうか?



養老渓谷駅1  養老渓谷駅2



15時25分、養老渓谷駅。



国登録有形文化財の説明




昭和三年(1928)建築の、
『国登録有形文化財』の有人駅。
トロッコ列車はここまでデス。
開業当時は朝生原駅という名称でしたが、
昭和二十九年(1954)に改称されました。






市原市と大多喜町の境界線



養老渓谷駅から終点の上総中野駅へは、
ちょっとした峠になりまして、
市原市大多喜町の境界線になります。



上総中野駅1



16時00分、終点の、
上総中野駅にトウチャコしました。
ログハウス調の無人駅で、
文化財ではありません。
小湊鐡道は当初の計画では、
その名の通り、
安房小湊付近までの、
鉄道敷節免許を有していましたが、
資金不足と当時の技術の限界で、
この上総中野駅までに留まりました。
その後、旧・国鉄木原線、
現・いすみ鉄道が接続し、
現在に至ります。
いすみ鉄道いすみ線は、
6年7ヶ月前に沿線をチャリで走り、
復路はサイクルトレインで戻りました。




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上総中野駅の時刻表



今回も復路は輪行で帰るつもりでしたが、
時刻表を見てみると、
次の上り列車はなんと17時38分。
1時間30分以上待たねばなりません。
まあ、輪行ってそんなもんだよねぇ。
ゾウ、気長に待つべ!







行程図

走行距離 49.18km
平均時速 16.9km/h
最高速度 42.1km/h
走行時間 2:54.14
獲得標高 439m
消費カロリー 1,306cal


走行距離は大したことないんだけど、
ちょこまか止まったり走ったりで、
平均時速は全然伸びませんね。
しかし足腰弱ってるなぁ。
ちょっとの上りでへろへろでした。
でもこのコースは面白かったなぁ。
前回全駅には立ち寄っていないので、
いすみ鉄道全駅制覇もやってみようかな。




上総中野駅に入線した列車



17時08分、下りの列車が入線して、
そのまま上り列車になりました。




列車内  輪行袋を積む



車掌さんの指示を受けて、
輪行袋を車椅子スペースに固定します。



車掌さんから購入した上総中野から五井までの切符



五井までは1時間18分の所要時間。
車内で車掌さんから切符を購入。
運賃は1440円デス。







五井駅にトウチャコ



18時56分、五井駅に戻って来ました。



五井駅の改札1  五井駅の改札2




小湊鐡道の改札で切符を渡すと、
あれれ?、再びJRの改札が。。。
小湊鐡道から乗り継ぎました!と、
申告するだけで改札外に出れましたが、
こんな方式で大丈夫なんだろうか。