東海道五十三次・旧東海道サイクリング その一①【日本橋〜品川〜川崎〜神奈川〜保土ヶ谷〜戸塚〜藤沢〜平塚】



さて、ついにこの東海道五十三次
旧東海道サイクリングの第一回目当日デス。
今日は起点の日本橋から、
出来れば小田原宿まで行くつもりデス。



ロードバイクをバラして待つ  Matt.Jさん合流



いつものように自宅で、
ロードバイクをバラして、
ゾウのプラドの到着を待ちますが、
今日はMatt.Jさんの次男さんが、
お父さんのクルマを使いたいそうで、
いつもはゾウの家で待ち合わせデスが、
今回はワタシの家にて合流をしました。



ロードバイク3台を積む



さて、午前7時、
習志野ロードバイク3台を積み、
一路、お江戸・日本橋へ。





日本橋兜町にクルマを停める  ロードバイク3台を降ろし組む



午前8時、
日本橋兜町某所にプラドを停めて、
ロードバイク3台を降ろして組みます。
さて、以下、宿場毎に、
安藤広重・保永堂『東海道五拾三次之内』を挿入します。





東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景 / 行列振出
東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景 / 行列振出』





日本橋



全ての日本の道路の起点である東京・日本橋
国の重要文化財である日本橋については、
過去にブログ記事にもしております。
東野圭吾作品でもお馴染みの地です。







元標の広場とロードバイク3台  日本国道路元標の碑
日本国道路元標レプリカ  里程標



本物の日本国道路元標は、
日本橋の中央のセンターライン付近にありますが、
北詰にこの「元標の広場」があり、
元標のレプリカや日本各地への里程標、
日本国道路元標の碑が置かれています。



日本橋とパナチタン  日本橋南詰の碑  



さて、8時25分、出発❗️


・・・ですが、
一応、南詰の日本橋の碑にもご挨拶。







日本橋の街を走る




元々、長く職場だった日本橋の街デスが、
ロードバイクで走るのはとても新鮮。
スイスイと銀座、新橋を越え、
田町から品川駅方面へ。



東海道五拾三次之内 品川 日之出
東海道五拾三次之内 品川 日之出』



品川宿の街並み



品川駅を過ぎて、
八ツ山橋を左折しておりれば、
北品川駅にほど近い、
本来の品川の街並み。
とても有名な話デスが、
品川駅は品川にあらず、
品川駅の南に京浜急行の、
北品川の駅があります。
品川駅の所在地は、
東京都品川区ではなく、
東京都港区デスが、
これは明治の品川駅開設当時、
この近くの目黒川河口付近が、
「品川湊」と呼ばれていたことと、
品川駅設置計画時点では、
この地域が「品川県」だったことが、
その理由と言われていますが、
ワタシは単純に当時の東海道の、
品川宿に一番近いという
地理的条件によるものと思います。
また蒸気機関車の当時に、
設置、開設された駅は、
煙が嫌われていた為に、
当時の市街地から、
離れて設置されることも多いです。






品川宿本陣跡(聖蹟公園)  品川宿本陣跡(聖蹟公園)案内




京急北品川駅駅前から、
南に伸びる古き良き商店街が、
元々の旧・東海道
これをしばらく進むと、
聖蹟公園という公園の入口脇に、
品川宿本陣跡の案内がありました。
品川宿の本陣はここ一つのみ。
江戸時代、江戸に入る前日に、
この宿場に泊まり身支度を整えたという、
東海道で江戸に入る最後の宿場デス。






品川寺  江戸六地蔵
江戸六地蔵近景  銅造地蔵菩薩坐像の案内板




さて、住所が品川区南品川となる、
青物横丁の駅のすぐ近くに、
この品川寺(ひんせんじ)があります。
この寺号が品川の由来デス。
ここに江戸から伸びる、
六つの街道に置かれた六地蔵の、
東海道版がこの門前にあります。
これについての詳細は、
下記のブログ過去記事をご覧ください。
とりま我々はこれからの、
東海道の旅の安全を祈り
お地蔵様にご挨拶致しました。







鈴ヶ森刑場遺跡  鈴ヶ森遺跡の案内板
鈴ヶ森刑場とパナチタン



品川宿の京方の終わりには、
この鈴ヶ森刑場遺跡があります。
江戸の北側の千住宿にも、
同様の仕置き場である、
小塚原刑場が置かれました。



鈴ヶ森刑場  磔台・火炙台



鈴ヶ森刑場跡には今も、
丸橋忠弥や八百屋お七が処刑された、
磔台・火炙台が残ります。




美原通り  六郷橋で多摩川を渡る



鈴ヶ森刑場遺跡を過ぎると、
東海道はしばらく、 
国道15号第一京浜と一体となり、
大森の町を走りますが、
旧東海道平和島の駅の手前で、
この美原通りに左折します。
しかしまたすぐに第一京浜に戻ります。



東海道五拾三次之内 川崎 六郷渡舟
東海道五拾三次之内 川崎 六郷渡舟』



六郷橋  川崎宿の街並み




蒲田の街を過ぎれば、
六郷橋は目と鼻の先。
本来の旧東海道は浮世絵の、
「六合渡舟」なんデスが、
ここは仕方なく橋を渡りましょう。
六郷橋を渡りすぐに右折すると、
旧東海道川崎宿の街並みデス。



川崎宿田中本陣(下の本陣)と休愚



川崎宿田中本陣(下の本陣)跡は、
この工事中のマンション前にありました。
川崎宿は本陣が三つあったそうですが、
他の二つはどこにあるのか分かりません。






川崎宿を進む  川崎信用金庫本店



しばらく旧東海道川崎宿を進むと、
この川崎信用金庫本店のシャッターに、
この浮世絵写真があったので記念撮影。




市場の一里塚



横浜市鶴見区に入ると、
今回初めて見た、
はっきりと現存している、
市場の一里塚がありました。



東海道五拾三次之内 神奈川 台之景
東海道五拾三次之内 神奈川 台之景』



神奈川宿(青木本陣)跡  神奈川宿(青木本陣)跡とパナチタン



神奈川宿(青木本陣)跡は、
ごちゃごちゃした市街地にあり、
存在すら探すのが一苦労。
神奈川宿も本陣は二つあったそうですが、
もう一方はやはり今はどこだか、
ハッキリよく分かりません。





東海道五拾三次之内 保土ヶ谷 新町橋
東海道五拾三次之内 保土ヶ谷 新町橋



保土ヶ谷宿周辺散策案内図  保土ヶ谷宿周辺散策案内図
旧帷子橋跡  旧帷子橋跡の案内



さて、お次は保土ヶ谷宿
本陣は一つだそうですが、
ワタシの予想よりも、
大きな宿場町だったようです。
挿入している安藤広重の浮世絵 、
東海道五拾三次之内・保土ヶ谷新町橋
の、あの絵のあの橋は、
ここにあった旧帷子橋なんだとか。




保土ヶ谷宿の街並み  金沢横丁道標四基



意外なことに旧宿場町らしい商店街が続きます。
商店街の「保土ヶ谷宿番所」には、
金沢横丁道標四基がまとめられて置かれていました。



保土ヶ谷宿本陣跡とロードバイク3台  保土ヶ谷宿本陣跡の蔵
保土ヶ谷宿本陣跡  保土ヶ谷宿本陣跡の石碑



商店街を突き当たり、
東海道線の踏切を渡って右折すると、
保土ヶ谷宿本陣跡があります。
どうやら今も個人の所有建築物のようで、
かなり古い建物に改築が繰り返された様子。
すぐ近くにはその本陣の名主の方の子孫らしき、
同じ苗字の表札の邸宅がいくつかありました。




旧東海道の案内  箱根駅伝のマンホール



さて、旧東海道を進みましょう。
箱根駅伝のマンホールがありましたが、
そのコースのほとんどは旧東海道ではありません。



権太坂とパナチタン  権太坂の案内



突然の急坂にびっくりしましたが、
これが本当の権太坂なんデスねぇ。
駅伝のコースとは全くの別物でした。
案内板の坂の名前の由来、
その老人の名前が金太だったら、
金太坂だったんだろうか。。。



品濃一里塚  品濃坂上



権太坂を登り切ると、
品濃一里塚があり、
それをしばらく行くと、
品濃坂上になりまして、
いきなりの階段になりました。
東戸塚駅入口の交差点を過ぎると、
こんなお蕎麦屋さんを発見したもので、
コチラでランチ。




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東海道五十三次の自販機  



ランチのお店のすぐ隣には、
こんな東海道五十三次の、
自販機がありましたが、
その割には、旧道の案内とか、
あんまり力が入っていない。



東戸塚から戸塚宿に向かう  不動坂の案内




東戸塚から不動坂を経て、
戸塚宿方面を目指します。



戸塚駅で線路を越える



戸塚駅では自転車を担ぎ、
駅のコンコースで線路を越えます。



東海道五拾三次之内 戸塚 元町別道
東海道五拾三次之内 戸塚 元町別道』



戸塚宿・澤邊本陣跡  澤邊本陣跡とパナチタン



戸塚宿・澤邊本陣跡に到着しました。
こちらも本陣は二つあったようですが、
ここに「明治天皇戸塚行在所趾」
の、碑があります。





東海道五拾三次之内 藤沢 遊行寺
東海道五拾三次之内 藤沢 遊行寺



藤沢宿・蒔田本陣跡とパナチタン  藤沢宿の案内絵図




戸塚宿から藤沢宿へ向かう途中、
コンビニで小休憩。
そうそう藤沢といえは、
北海道ツーリングの相棒、
チーバくんが住んでいる街。
LINEで今藤沢に向かっている旨を送信。
遊行寺坂を下り右折すると、
藤沢宿・蒔田本陣跡に到着。
藤沢宿の本陣はココ一つのみ。






松並木



藤沢宿から辻堂方面へ、
松並木の残る街並みを走っていたら、
突然脇道から手を振り、
ワタシの名前を叫ぶおっさんが一名。
なんとチーバくんが応援にかけつけてくれました。
前の二人は気が付かずそのまま行ってしまったので、
名残惜しくも少しだけ会話をしてバイバイしました。



平塚宿周辺案内図



藤沢市内から茅ヶ崎市内を経て、
相模川を渡れば、平塚市内。



東海道五拾三次之内 平塚 縄手道
東海道五拾三次之内 平塚 縄手道』



平塚宿の江戸見附  平塚宿の江戸見附の案内板
平塚高札場



平塚駅入口の先に、
平塚宿の江戸見附と高札場。



平塚宿本陣旧跡とロードバイク3台  平塚宿本陣旧蹟碑




更にその先の神奈川銀行平塚支店前に、
平塚宿本陣旧蹟碑がありました。
平塚宿も本陣は一つのみデス。






平塚駅でロードバイクをバラす  平塚駅のホーム



当初の今日の目標は、
小田原宿でしたが、
旧東海道がなかなか分からず、
かなり迷ったこともあり、
今日は帰りのことも考えて、
ここまでと致します‼️
平塚駅前で自転車をバラし輪行袋に詰め、
1708発小金井行の東海道線に乗りました。



東海道線の車内  都営浅草線新橋駅




1803に新橋駅に到着。
ここで都営浅草線に乗り換えて、
日本橋駅で降りクルマに戻りました。
さあ、次回は平塚駅に車を停めて、
いよいよ箱根越えデス。




行程図

走行距離 68.13km
平均時速 16.5km/h
最高速度 40.1km/h
走行時間 4:06.57
獲得標高 317m
消費カロリー 1,610cal









動画はRelive版、Quick版と二つ作成しました。
よろしければご笑覧下さい。




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