西國三十三所順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

立山黒部アルペンルート【扇沢駅→立山駅】 〜黒部ダム〜

公式サイト https://www.alpen-route.com/about/





談合坂SA下り




さて、二泊三日のツーリングに出発です。
昨日から雨が降っておりますが、
レインウェアを上下着込んで
レブル1100で習志野宅を、
早朝5時半過ぎに出発しました。
京葉道路・首都高・中央道を順調に進み、
朝7時過ぎに談合坂SA下りに到着。




コーヒータイム  朝食  



相棒のチーバくんとの、
待ち合わせの時間は7時半です。
まずは独りでコーヒーと朝食タイム。
時間通りZRX1200DAEGで、
チーバくんがやって来て、
そのまますぐに出発しました。




諏訪湖SA下りのバイク2台



寒さに震えながら通過した、
小淵沢と諏訪南の間の、
中央道最高地点は標高1015m。
午前9時に諏訪湖SA下りに到着し、
どうにか雨が止んだようなので、
上下のレインウェアを脱ぎました。



諏訪湖SA下り  諏訪湖SAから見た諏訪湖



チーバくんはここで朝食タイム。
私は諏訪湖を眺めながら休憩し、
午前9時半に諏訪湖SA下りを出発。



扇沢駅のバイク駐輪場



中央道から長野道に入り、
安曇野ICで高速を降りて、
国道147号を進み、
11時20分に扇沢駅に到着しました。
市営駐車場に隣接する、
バイクの駐輪場は無料です。




扇沢総合案内センター トロバス記念館   トロバス記念館内1
トロバス記念館内2  トロバス記念館内3
トロバス記念館内4  トロバス記念館内5



まずは扇沢総合案内センター、
「トロバス記念館」で、
関電トンネルと関電トロリーバスの、
その歴史を学びます。
昭和四十七年(1972)に、
横浜市トロリーバスの廃止以降、
日本唯一のトロリーバスだった、
関電トンネルトロリーバス
平成八年(1996)年に、
立山トンネルディーゼルバスが、
老朽化によりトロリーバスに変更されて、
しばらく日本で二つだけのトロリーバスが、
この立山黒部アルペンルートにありましたが、
関電トンネルトロリーバスは、
平成三十年(2018)11月30日に運行を終了。
令和になる半月前の、
平成三十一年(2019)4月15日から、
今の関電トンネル電気バスの運行となり、
日本唯一のトロリーバスは、
立山トンネルトロリーバスとなりましたが、
その立山トンネルトロリーバスも、
今年令和五年(2024)12月1日に廃止されて、
来年令和六年(2025)4月に電気バスとなります。



扇沢駅




さて、立山黒部アルペンルートですが、
長野側からの出発はここ扇沢駅です。
トロリーバスは正式には無軌条電車といい、
鉄道事業法鉄道車両に分類されているので、
鉄道駅だったこちらですので、
今でも「扇沢駅」となっていますが、
現在は本当は「バス停留所」の扱いです。
コチラの標高は1425m。




WEBきっぷ発券機  発券したきっぷ




事前に公式WEBの「秋の早割10」で、
立山黒部アルペンルートの通し券を、
クレジットカードで二人分購入しています。
この発券機にQRコードを読み込ませると、
即座にこの切符が発券されました。




扇沢レストハウス  扇沢レストハウスのメニュー



最初の関電トンネル電気バスは、
13時00分の予約なので、
まずは扇沢レストハウスでランチです。



黒部ダムカレー(1300円)




黒部ダムカレー(1300円)。




今日は立山駅近くのホテルで一泊するので、
バイクの旅では珍しい昼ビール❤️




黒部ダムカレー  スプーンリフト



黒部湖の色に近い緑色の、
イカレー風のグリーンカレー
揚げ物はシナシナでイマイチですが、
総じてまずまず美味いです。



完食完飲




今回初のKKwww





扇沢駅改札




さて、扇沢駅の改札前。




扇沢駅記念撮影ポイント  電気バスに乗って黒部ダムに行こう
関電トンネルトロリーバスの模型  石原裕次郎記念撮影プレート



扇沢駅記念撮影ポイントがあったり、
関電トンネルトロリーバスの模型や、
石原裕次郎記念撮影プレートもあります。







私は何度も何度もこの、
映画『黒部の太陽』を観ているので、
この関電トンネルに来たのは、
とても感慨深いですねぇ。
あのトンネル、あの破砕帯を、
これから通過出来るのか。。。



扇沢駅から電気バスに乗り込む  扇沢駅から電気バスに乗り込む



さて、扇沢駅から、
電気バスに乗り込みます。
路線距離は6.1 km、
所用時間は16分。
関西電力の所有運営。




電気バスの車内  関電トンネルを進む



定刻通りに13時00分に出発。
嗚呼、これがあの関電トンネルか‼️



破砕帯を通過  電気バスのすれ違い



嗚呼、これがあの破砕帯か‼️
破砕帯を少し過ぎたところで、
黒部ダム駅側から来た、
電気バスとすれ違いました。



電気バスが黒部ダム駅に到着  黒部ダム駅に到着した電気バス




電気バスが黒部ダム駅に到着しました。
標高1470m。





黒部ダム駅改札へ  黒部ダム案内図




黒部ダム駅の改札を過ぎて突き当たると、
右に曲がれば遠回りの、
「ダム展望台」経由か、
左に曲がれば近道の、
黒部ダムレストハウス」直行か、
どちらかを選ばねばなりません。
かなり上りがキツいようですが、
当然選んだのは右折です。




ダム展望台の階段  破砕帯の湧水



ここから220段の急な階段。
途中には破砕帯の湧水があったり、
所々一息つけるようになっています。




黒部ダムファーストコンタクト



で、ようやく現れた黒部ダム



キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!



コチラについては語ればキリがないので、
不本意ながらWikipediaの記事を貼ります。
どうか写真を見て下さい。







黒部ダムから見た山々  黒部ダムから見た山々



黒部ダムから見た山々。



黒部ダム  黒部湖
黒部ダムから見た景色  黒部湖
黒部ダムから見た景色  黒部ダムから見た景色


黒部ダムと黒部湖。
黒部ダムから見た風景。



黒部ダム構築のあらまし  黒部ダムについて



黒部ダム構築のあらまし」。
黒部ダムについて」。



コンクリートバケットとケーブルクレーン  黒四建設記念碑




コンクリートバケットとケーブルクレーン。
そして「黒四建設記念碑」。



黒部ダムから見た景色
黒部ダム放水  放水  



いつまでもいつまでも、
時間を忘れて眺めていられそう。
しかし、これは実際には、
自然破壊そのものなんだけど、
なんだろうこの人類が、
戦後間もない日本人が、
この何かをやり遂げたような、
達成感に似たような感覚は⁉️



間近に見る放水




新展望広場から見た放水の迫力。
ちなみにこの観光放水は、
黒部渓谷の景観維持が目的で、
毎秒10t〜15tの水量で、
6月26日から10月15日の実施とか。




新展望広場特設会場入口  新展望広場特設会場内
新展望広場特設会場の展示  新展望広場特設会場の展示
新展望広場特設会場の展示  新展望広場特設会場の展示
新展望広場特設会場の展示  新展望広場特設会場の展示




新展望広場特設会場の展示。
再び『黒部の太陽』の復習。




黒部ダム




黒部ダム、標高1454m。





黒部ダムレストハウス  黒部ダム案内所



黒部ダムレストハウスの、
黒部ダム案内所に向かいました。



ダムカードをゲット




無事、ダムカードをゲット‼️



尊きみはしらに捧ぐ1  




延べ1000万人、
七年間の歳月をかけて完成した
この黒部ダム建設工事の大工事。
『尊きみはしらに捧ぐ』は、
その殉職者の慰霊碑です。


尊きみはしらに捧ぐ2  尊きみはしらに捧ぐ3



犠牲になった人々を弔う、
「六体の人物像」は松田尚之作。




殉職者碑





殉職者碑はその171名の名前が刻まれています。



合掌。




黒部湖側から見た黒部ダム




黒部湖側から放水の方向を見ると、
水煙が立ち上っているのが見えます。




放水  黒部ダム中心案内
放水を真上から眺める  上からみた放水





黒部ダムの中心案内の真上から、
その真下に見た放水の大迫力。




放水の先にかかる虹  放水
虹




その放水の先にかかる虹の美しさよ。



黒部ダム中心から見た関電トンネル側



黒部ダム中心から見た関電トンネル側。




黒部湖  黒部湖  
放水  ケーブルカーに続くトンネル入口



さて、黒部湖・黒部ダムに別れを告げ、
黒部ケーブルカー黒部湖駅のあるトンネルへ。



黒部ダム周辺案内  ケーブルカーのりば




黒部ダム周辺案内地図を確認して、
「ケーブルカーのりば」方面へ進みます。




黒部湖駅  黒部湖駅改札




さて、二つ目の乗り物である、
黒部ケーブルカーの、
黒部湖駅に到着しました。
標高は1455 m。
黒部ケーブルカーの開業は、
昭和四十四年(1969)7月20日と、
なんと私が生まれる五日前。
車両も開業当時のものらしい。
で、ここから先の、
黒部ケーブルカー
立山ロープウェイ
立山トンネルトロリーバス
立山高原バス
立山ケーブルカーは、
全て立山黒部貫光(株)の運営。




黒部ケーブルカー  黒部ケーブルカーのトンネル


15時00分発に乗れました。
路線距離は828 m、
移動距離は0.8km。
最大勾配 587 ‰(30° 24 ′)
高低差は373m。
定員は130名。
区間地下坑道。




黒部平駅に到着した黒部ケーブルカー  黒部平からの景色




所用時間4.5分で、
標高1828mの黒部平駅に到着しました。




黒部平駅



さて、あまり時間がないので、
そのまま次の立山ロープウェイを目指します。




立山ロープウェイ乗り場へ  立山ロープウェイ


途中に支柱が設けられていない、
ワンスパン方式のこちら。
開業はなんと、
昭和四十五年(1970)7月25日と、
私の一歳の誕生日。
駅間標高差は488m、
移動距離1.7Km、
定員は80名
所要時間は7分です。




立山ロープウェイの景色  立山ロープウェイ内



360度の大パノラマ。
こちらの客車は、
昭和六十三年(1988)と、
平成二十四年(2012)に替えられて、
現在の客車は三代目とか。




大観峰駅で立山ロープウェイから立山トンネルトロリーバスへ



2316mの大観峰に到着。
こちらの景色は素晴らしいようですが、
霧が出ているようなので、
次の立山トンネルトロリーバスへ進みます。




大観峰駅立山トロリーバス改札立山トロリーバスが大観峰駅に入線



先ほども触れましたが、
こちらの日本最後のトロリーバスも、
今年令和五年(2024)12月1日に廃止されて、
来年令和六年(2025)4月に電気バスとなります。




大観峰駅で立山トロリーバスに乗り込む



15時30分発に乗り込みました。
立山連峰の主峰である、
雄山(3003m)を貫通するこのバス。
駅間標高差は134m、
移動距離は3.7Km、
所要時間は10分で
ディーゼルバスの運行開始は、
昭和四十六年(1971)4月25日ですが、
平成八年(1996)4月23日に、
トロリーバスになりました。



立山トンネルトロリーバスのトンネル  立山トンネルトロリーバスのトンネル
立山トンネルトロリーバスのトンネル  トロリーバスのすれ違い




狭いトンネルをかなりのスピードで走ります。
やはり中間地点で室堂から来たバスとすれ違い。



立山トンネルトロリーバスのトンネルが室堂駅に到着  室堂駅に到着
室堂駅構内




標高2450mの室堂駅に到着。



霧の室堂  霧の室堂



風光明媚という室堂平ですが、
生憎、霧が出ていまして、
景色はあまりよく見えません。
みくりが池や地獄谷は、
明日の楽しみとしまして、
やむなく先に進みます。



立山高原バスに乗り込む



16時00分に立山高原バスに乗り込みました。
標高2450mの室堂と977mの美女平の、
標高差1473m、移動距離23Kmを、
所要時間50分で結びます。




立山高原バス車内  立山高原バスからの景色
立山高原バスの車窓は霧  立山高原バスの車窓は霧
ブナ平立山のスギ  立山高原バスの車窓は霧



こちらも生憎の霧で、
景色はイマイチでした。
巨木「ブナ平立山のスギ」も、
正直よく見えなかった。


立山高原バスを降りる  美女平の立山ケーブルカー乗り場



16時50分、美女平に到着しました。
足早に立山ケーブルカーに乗り換えます。
17時過ぎの便に乗れそうです。



立山ケーブルカーに乗り込む  立山ケーブルカーの車内



立山ケーブルカーは、
標高977mの美女平と、
475mの立山駅を結びます。
駅間標高差は502m、
最大勾配は560 ‰(29 ° 14 ′)、
移動距離 1.3Km、
所要時間は7分。
定員120名。
運行開始は一番古く、
昭和二十九年(1954)8月13日


立山駅に到着した立山ケーブルカー



17時15分、立山駅に到着しました。



立山山麓周辺案内図  立山駅に到着



実は今夜のホテルは、
すでに食事付きが満室で、
近隣に飲食店はないので、
チェックインの前に、
夕食を済ませて来いと言われています。
立山駅で食べるつもりでしたが、
駅構内や駅の近くの飲食店は、
もうすでに閉店しています。



富山地方鉄道改札



富山地方鉄道に乗り、
どこか飲食店のある駅に、
行こうかとも思いましたが、
駅員さんの話によると、
かなり遠くに行かねばならないようで、
駅前で唯一営業していた、
食料品店でカップラーメンや、
つまみと酒を買い込んで、
ホテルに迎えをお願いする電話をしました。



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