万治三年(1660)建立
石造阿弥陀如来坐像
393-0093 諏訪郡下諏訪町東山田字石仏
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諏訪大社下社春宮の浮島の先に、
石仏界のスーパーアイドル、
岡本太郎が絶賛したという、
万治の石仏があります。
参道の「万治の石仏」碑も、
当然、岡本太郎の揮毫。
明暦三年(1657)、
高島藩三代藩主・諏訪忠晴から、
諏訪大社下社春宮に、
石の大鳥居を立てるよう命じられた石工が、
この石仏となっている大石に鑿を入れたところ、
そこから血が作業を中止したんだそうです。
その晩に夢枕で場所を告げられた石工は、
探しに行ってみるとよい石があり、
その石で鳥居を造る代わりに、
この大石を阿弥陀如来として祀ったんだとか。
ついに出逢えました万治の石仏。
「よろずおさまりますように」
と、心で念じて、
願い事を心で唱えながら、
石仏を時計回りに三周して、
「よろずおさめました」
と、唱え一礼するのが、
正しいお参りの仕方なんだとか。
お願い事はしませんが、
しっかり正しくお参りしました。
横断中の旗にも万治くん。
昔も今もこの辺りのアイドルなんですね。
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