日本百観音順打ち巡礼記

旧・元【東京】江戸御府内八十八ヶ所順打ち巡礼記【遍路】

『僕には鳥の言葉がわかる』(小学館)

公式サイト https://www.shogakukan.co.jp/books/09389184



さて、朝から土砂降りの日曜日。
今日も長男夫婦が孫を連れて、
遊びに来てくれたので、
外出は千葉県知事選挙の投票のみで、
ランチネタはありません。
てな訳で貯金の読書ネタ。




ようこそ シジュウカラの言葉の世界へ

山極壽一先生(総合地球環境学研究所所長)絶賛!
「類人猿を超える鳥の言語の秘密を探り当てたフィールドワークは
現代のドリトル先生による新しい動物言語学の誕生だ」

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NHKダーウィンが来た!』をはじめ国内外のメディアが注目する気鋭の若き動物言語学者による初の単著、ついに刊行!

古代ギリシャ時代から現代に至るまで、言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかった。
その「常識」を覆し、「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイ。
動物学者を志したきっかけ、楽しくも激ヤセした森でのシジュウカラ観察の日々、鳥の言葉を科学的に解明するための実験方法などを、軽快に綴る。

シジュウカラへの情熱と愛情あふれるみずみずしい視点に導かれるうちに、動物たちの豊かな世界への扉が開かれます。読後に世界の見え方が変わる一冊。巻頭口絵にはシジュウカラたちのカラー写真が、巻末にはシジュウカラの言葉を聞ける二次元コードつき。

【編集担当からのおすすめ情報】
本書の草稿を拝読したとき、何より感動したのは、鈴木先生が「シジュウカラのことが好きだ、もっと知りたい」というまっすぐな気持ちで、自然の中に身を置いて根気強く鳥たちをよく観察する姿勢でした。文系、理系、アウトドア派、インドア派問わず、何かを「好き」と思う気持ちを大事にすることで、日常生活の中でも新鮮な驚きや気づきが得られ、ひいては世界的な発見にまで繋がる--これは読者の皆さまにとっても、ポジティブなメッセージとなることと思います。

ちなみに、初の単著となる本文内のイラストはすべて鈴木先生自身によるもの! こまかなところまでかわいらしく描かれているのは、愛と興味をもって丁寧に相手を観察する鈴木先生ならではのタッチです。ぜひお楽しみください。



さて、コチラの本もやはり、
著者の鈴木俊貴先生が、
文化放送の番組で出ていたことで、
すぐに購入した一冊です。
シジュウカラが文を作り、
話しているという話は、
豆知識的には聞いておりましたが、
まさか大学院博士前期課程まで
ウチのすぐ近くの東邦大で、
研究した方の論文とは知りませんでした。
東京大学准教授とは思えない、
ユーモアのある文章と、
かわいいイラスト。
本当に面白い本です。
巻末にシジュウカラの鳴き声が聞ける、
二次元コードがあるんですが、
「集まれ」を流したら、
なんとボンがすっとんで来ました。
動物の言語に疎いのは、
我々人間だけなのかもしれません。