長男の文集 〜四年生の思い出〜

長男の作文

「楽しいプールが」
             4-2 (苗字) 仁
ガタンゴトン、ガー。「やったぁ、ついたぞ。」
ようち園のころの親友と家族といっしょにちびっこ天国にやって来ました。
ぼくは、着がえて波のプールやスライダーで遊びました。
次に、流れるプールで親友といっしょにボートに乗って遊びました。
すると、後から高校生四人が近づいてきました。
「だれかきたよ。」
と、言ったしゅん間、高校生が周りをかこんできて、
ボートを持ち上げてひっくりかえしてきたのです。
水に落ちたら、そこにお父さんがいました。
お父さんをボートに乗せて、後からついていきました。
すると、後から、
「あ、あのボートだ。またやろうぜ。」
と聞こえました。あの高校生の声です。
高校生は、お父さんのボートに近づき、落とそうとしました。すると、
「やべ。」
 と、聞こえました。きっとお父さんが乗っていることに気がついたのでしょう。
ぼくたちは、お父さんに、
「今の見た。」
と聞いてみましたが、お父さんは、
「え、なにかあったの。」
と全く気がついていませんでした。
「ああ、わかった。じゃあ、今度よく見ておくよ。」
と言ってくれて、やっといっけん落着しました。
ぼくたちは、またボートで遊びました。
そうしたらなんと、また高校生が来て、ボートをひっくりかえしてきたのです。
高校生は、笑いながらにげていきました。
「くう。むかつく。」
ぼくたちは、お母さんをさがしました。
なんとかお母さんを見つけ、そのことをいいつけました。するとなんと、
「それなら、こっちのボートもやられたよ。」
と、言ったのです。ぼくはムカムカしてきたので、流れるプールを出て、
一生けん命高校生をさがしました。すると親友がとつ然、
「いた、きっとあれだよ。」
と、さけびました。
お父さんが高校生に近づいて、流れるプールから、だしました。
そして、めったにおこらないお父さんが、たっぷりしかってくれたのです。
「うわ、こわい。」
と、思ってみていると、横から、
「すいません。」
 と聞こえてきました。すこしだけ高校生がかわいそうに思えたけど、
やっぱり気持ちがスッキリしました。


今日は終業式。
今学期も息子達二人は、
親父が子供の頃よりも格段にいい通信簿を持って帰ってきますので、
バカ親としては、なんともコメントが出来ません。(苦笑)




長男の文集の中の作文。
この一年間、長男が一番印象に残った思い出が、
こんなことにあったなんてびっくりしちゃいました。
私そんなことがあったことすらすっかり忘れていましたよ・・・。





いや実際、ただボートを倒すぐらいの悪ふざけなら、
そりゃ親の出る幕ではないんですが、
次男がボートをひっくり返されて、すっ飛び、
プールサイドに、額をぶつけちゃったもんですから、
ガキんちょ相手に熱くなったような記憶があります。
ともかく子供達が、
親の、いつ、どんな背中をみているのか・・・、
ちょっと怖ろしくなっちゃいました。
だって、同じ日の私の「作文」は、
こんなマヌケなものだったから・・・。




→ 忘れ物 その二



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