「鬼のすべて」


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さて、息子達が、5月10日(土)に行われる、
小学校の運動会で、二人共にリレーの選手に選出されました、
長男は最後の小学校の運動会。
こいつはちょいと気合を入れて応援に行かねばなりません。




鬼のすべて (光文社文庫)

鬼のすべて (光文社文庫)



さてさて、最初はタヤパンに教わって、
すっかりハマってしまった覆面作家鯨統一郎さん。
最近こちらが文庫化されたので早速買ってみました。。




鯨統一郎さんの作品は、
毎回毎回そうなのですが、
彼が世の中に向けて発信したい、
民話や伝説・伝承の、
彼の持論、仮説がまずあって、
それも半ば強引に、ミステリーや、
他の小説の形に仕上げています。




ですから正直、
なんだか「後だしじゃんけん」ぽいのです。




今回も、彼の「鬼とは何か。」という仮説が、
まるで「書き手」本人のような人物を、
その物語の中のミステリー内へ、
謎の「解き手」として登場させます。





新書・文庫化された作品はすべて読み尽くしたので、
だんだんと彼の手法が読めるようになりました。
今回も犯人が初登場した瞬間、
「あ、これ、犯人。」と、すぐに分かりましたよ・・・。




でもこの人の作品の本当の面白さは、
その大胆な仮説・持論にあるわけで、
今回もやはりそれには大変驚かされ、
納得してしまいました。





なるほど「鬼」達は、
今も昔も、我々のすぐ近くに潜んでいるのです。





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