車の運転が出来ないので今日も電車で営業活動。
いつも通りすぎるだけのここ、
東京・日本橋を初めてまじまじ見てみました。
さて問題。日本の中心は東京。
その東京の中心はどこでしょう!?。
「皇居」
「東京駅」
「西新宿・都庁」
全部ある意味正解ですが、日本・東京の道路の中心はここ、
日本橋の畔、元標の広場にあります。
日本橋は元々江戸幕府が五街道の起点としていたところです。
東京市も日本橋の中央を道路の起点としていたのですが、整備のため、
橋の畔に移された際「日本国道路元標」もこの地に埋められました。
地表にあるこのレリーフは複製で本物は橋のどまん中にあるそうです。
揮毫は時の総理大臣・佐藤栄作氏。
さて肝心の日本橋。
江戸の商業の中心地でもあった日本橋。
現在のこの石造二連アーチのこの橋は明治四十四年のもの。
もうすぐ一世紀の歴史を迎えます。
左右欄干四隅には、昔の東京のマークを抱えた獅子が
阿吽(あ・うん)で対称になっています。
中央にも麒麟がやはり背中合わせに阿吽で鎮座します。
つまり口を開けた獅子二体。閉じた獅子二体。
口を開けた麒麟二体。閉じた麒麟二体が左右対称にこの橋を護っています。
橋銘の揮毫は徳川慶喜。
「にほんはし」がにごらないのが正式名称なのかとおもったら、
当時、橋の銘に濁音をつけるのは「川が濁る」として嫌ったとか。
かぁーっ、粋でやんすねぇ。
しかしこんな美しい橋に今まであまり気付かなかったのは、
無粋に上をまたぐ首都高速のせい・・・だけとも言えないか・・・。
←たまにゃ少しは歴史ネタ。