まだまだ浅田次郎さんにハマっている私。
もうちょっとで単行本化されている作品は、
すべて読み尽くしてしまいますが、
こちらの「輪違屋糸里」(上・下)を読んで、
浅田さんは「幕末もの」を書いても凄い。
と、改めて再認識いたしました。
面白いです。
浅田さんの「新選組もの」といえば、
第一弾は、「壬生義士伝」(上・下)。
こちらは内容そのものよりも、
ファンならば子母澤寛とすぐに分かる、
ジャーナリストを登場させる進行に唸らせられました。
ネタバレになるので内容には触れませんが、
芹沢鴨といえば、
「梅の毒が脳に廻っちゃって、
酒を飲んでは鉄扇を振り回して暴れていただけの、
ただの○違いでだ。」と、いう先入観を持っている人が、
この本を読むと、もっともっと楽しめるかもしれません。
ちょこっとだけ書いちゃうと、
この本の芹沢鴨は、
膝を抱えて土をいじり、
薔薇を育てたりしています。
でも不思議と違和感はないんですよ。